2019.04.04 13:01 更新
2019.04.04 取材
昨年3月に惜しまれつつ閉店した、老舗の大衆食堂「かんだ食堂」の跡地にて、近く本格的な工事が始まることが分かった。完工予定は2020年、いったいどのような建物が出来上がるのだろうか。
しばらく空き地になっていた、かつての「かんだ食堂」跡地。いよいよ新しい建物の建設が始まることになった |
創業から59年に渡り、“やっちゃ場”時代から長く老舗の大衆食堂として愛されてきた「かんだ食堂」が閉店したのは、昨年3月24日(土)のこと。閉店のニュースを聞きつけた客が殺到し、連日の大行列ができたことも記憶に新しい。
解体工事の後はしばらく売地の看板が設置されていたところ、少し前から建築計画の掲示が開始。「(仮称)外神田4-4計画」と呼称されるビルの建設が告知された。3月末には近隣ショップに近日中の工事開始の案内が行われ、閉店から約1年が経ったタイミングで、いよいよ本格的な工事がスタートすることになった。
周辺ショップでも、ベテランスタッフを中心に馴染み客が多かった。「アキバ店員のランチ事情」でもアツい支持を集めていたが、惜しまれつつ昨年3月24日に閉店となった |
閉店のニュースが広まってからは、昼夜いずれも大行列が出現。事情を知らない通りがかりの人の驚きも印象的だった |
「(仮称)外神田4-4計画」によれば、用途は「飲食店舗、事務所」で、地上10階建て約30mのビルが完成する予定だ。近隣ショップでも「テナント入りのビルが建つと聞いている」とのこと。以前は「ホテルになるのでは」という声も聞かれたが、「かんだ食堂」があった頃と同じような形態の建物が出来上がるようだ。
情報によれば、2019年4月1日以降に着工し、2020年2月28日には工事が完了する見込み。現在は完成後のビルに入るテナントの募集も行われている。
「(仮称)外神田4-4計画」と呼称されるビルの建設が始まる。情報によれば2020年2月には工事が終わる予定で、テナント募集の看板も設置されている |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一