2019.04.17 10:30 更新
2019.04.17 取材
専用ブラケットが付属し、AMD Radeon VIIを1スロット化できるフルカバータイプのウォーターブロック「EK-Vector Radeon VII RGB - Nickel + Plexi」が、EK Water Blocks(HQ:スロベニア共和国)から登場。アキバ店頭にて販売が開始された。
「EK-Vector Radeon VII RGB – Nickel + Plexi」は、アキバでは初登場となるRadeon VII専用ウォーターブロック。取材時点で販売を確認したのはオリオスペックで、価格は税込23,598円。
受熱ベースはフルカバータイプで、GPUコアだけでなく、HBM2メモリや、コアの周囲に配置された電源回路の冷却も可能 |
EK Water Blocksが得意とする、GPUコア、HBM2メモリ、電源回路をまとめて冷却できるフルカバーデザインのウォーターブロックで、「Vector」シリーズから採用された新流路設計「Open Split-Flow cooling engine」デザインにより、低流量のポンプでも高い冷却性能を発揮できるという。
EK Water Blocks「Vector」シリーズに属する製品で、新流路設計「Open Split-Flow cooling engine」を採用する |
先日の詳細検証でお届けした通り、Radeon VIIに標準装備される2スロット専有トリプルファンクーラーは高い冷却性能を発揮する一方で、近頃の製品にしてはノイズが大きいという欠点があった。このウォーターブロックを導入することで、DIY水冷ユーザーは大幅な静音化が期待できる。
トップカバーは透明なアクリル樹脂製で、+12V/4pin対応のRGB LED機能を搭載。また付属のブラケットを使えば、ハイエンドグラフィックスカードながら完全な1スロット化ができるのも特徴だ。
ウォーターブロックは1スロットに収まる薄型デザイン | 製品には1スロット用ブラケットのほか、サーマルパッド、グリス、取り付けネジなどが付属 |
なおEK Water Blocksでは、受熱ベースのメッキ加工とトップカバーの違いにより4モデルをラインナップしているが、今回発売されたのは「EK-Vector Radeon VII RGB – Nickel + Plexi」のみ。店員に確認をしたところ、その他の製品についてはいまのところ入荷の予定はないとのこと。
今回入荷したのは、ニッケルメッキ+アクリル樹脂カバーモデルのみ(画像左)。またブラック塗装のアルミニウム製バックプレート(画像右)も同時発売開始 |
またオリオスペックでは、純正オプションとなるブラック塗装のアルミニウム製バックプレート「EK-Vector Radeon VII Backplate – Black」の販売も開始されている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
オリオスペック: https://www.gdm.or.jp/shop/olio/
EK Water Blocks: http://www.ekwb.com/