2019.05.02 10:00 更新
2019.05.02 取材
「AMDを語る座談会」では、これまでトークセッションに参加したゲストが全員登場 |
第3部では、第1部と第2部の参加者による「AMDを語る座談会」を実施。佐藤 美明氏と高橋 敏也氏による「Am386」「Am486」シリーズの話題には、さすがに他の参加者は置いてけぼりだったが、Thunderbirdコアの「Athlon」シリーズによる“焼き鳥”や、「Athlon XP」の鉛筆による“ブリッジ加工のオーバークロック”などの話題では、参加者全員が大いに盛り上がっていた。
佐藤氏と高橋氏以外、話についていけなかったAMD初の互換プロセッサ「Am386」「Am486」 |
また初心者向けの情報として、PCではマザーボードのサイズやCPUのソケット、メモリ、拡張スロットなど、規格が厳格に決まっており、対応するパーツを用意すれば比較的簡単にPCの自作ができること。そしてPlayStation 3/4やXbox OneにもAMDのカスタムチップが使われており、ゲーマーの多くが実はAMDユーザーであることなどが解説された。
動作クロック1GHzを目指し、Intelと熾烈な争いをしていた「Athlon」シリーズ。当時はサーマルスロットリング機能がなく、冷却がうまくいかないとCPUが焼けてしまう“焼き鳥”が多く発生した | 「Athlon XP」シリーズでは、鉛筆で切断されている“ブリッジ”を通電すると倍率を変更できるようになる裏技があった |
イベント会場の後方に用意された「歴代のCPUたち」コーナー。イベントの合間には多くのユーザーが、展示されているCPUを眺めながら、昔話に花を咲かせていた |
イベント会場の「歴代のCPUたち」コーナーには、AMDがこれまでリリースしてきた主要CPUをズラリ展示。先に触れた4シリーズ以外、すべての製品を画像で紹介しよう。