2019.05.07 12:00 更新
2019.05.07 取材
【第10回】暑さと寒さ、午前中に弱いアキバ取材班Bが、秋葉原のショップ店員にコッソリ聞いた、オススメの飲食店を紹介する「アキバのごはん」。今回は、早くも夏の看板メニューが始まっている「味の萬楽」に行ってきます。
昌平橋の交差点にお店を構える、昔ながらの中華屋さん「味の萬楽」が今回の目的地。ベテランのショップ店員はもちろん、近傍のサラリーマンにも長く親しまれているお店です。そしてこの季節になると、夏季限定メニューの「冷やし中華」を楽しみにしている人も多いでしょう。いささか夏というには気が早い気もしますが、今年は4月1日から始めているそうです。
早速に券売機で食券を購入。「冷やし中華」(850円)に大盛り(100円)をプラスして、税込950円です。元気のいい女将さんから「今年の“初冷やし”?」などと声をかけられつつ、待つこと10分少々。キュウリに自家製チャーシュー、錦糸卵、どっさりのモヤシという、オーソドックスな具材が盛り付けられてのお出ましです。ちなみに盛りがやや少なめに見えるのは、「うっかり普通盛りで作っちゃったわ~」(女将さん)という事情から。後ほど追加の替え玉(?)をいただきました。
特筆すべきは、「冷やし中華」は酸っぱいから苦手、という人にこそ食べてもらいたい独特なスープ。優しい甘さの広がるスープは他にはない味わいで、スープごと残さず平らげてしまえるほど。付け合せの中華スープと交互に楽しみつつ、あっという間に完食です。
ちなみに「冷やし中華」のスープは、前日の暑さなどを考慮しつつ、女将さんが仕込みの度に味を変えているとのこと。取材時(GW前)は甘さが引き立つ“涼しいバージョン”でした。夏本番に向けて徐々に酸味を加えていくそうで、この時期の味を目がけて食べに来る人もいるとか。毎日通って味の変化を楽しむのもアリでしょう。
そんな「味の萬楽」の営業時間は、平日の11:00~15:00。ランチタイムのみの営業で、土日祝はお休みです。小さな店内はお昼時には早々に満席になってしまいますが、14時以降にはゆったり座れますよ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
味の萬楽: http://manraku.tokyo/