2019.05.24 18:47 更新
2019.05.24 取材
Bristol Ridgeこと第7世代APUのエントリーモデル、AMD「A6-9500」の単体販売がアキバ店頭で開始された。販売価格は税込4,946円だ。
これまで国内市場ではBTO向けとしてのみ流通していた、Bristol Ridgeのエントリーモデル「A6-9500」がアキバ店頭に登場。取材時点で販売を確認したのはパソコンショップアーク、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.、ツクモDOS/Vパソコン館の4店舗。
Bristol Ridge世代のAPUは、すでに4コア/TDP35Wの「A12-9800E」「A10-9700E」が単体販売されているが、「A6-9500」のTDPは65Wとやや高め。またコア数はCPUが2コア、グラフィックスコアが6コア(Radeon R5)で、すでにRyzen+Vegaアーキテクチャの「Athlon GE200」シリーズが出ている今となっては性能面ではやや心もとない。
コア数は2コア/2スレッドで、TDPも65Wとこのクラスとしてはかなり高めだ |
その分価格も抑えられており、Socket AM4向けプロセッサでは最安となる税込4,946円で販売中。IntelのエントリーCPUが極端な品不足で入手が難しい今、少しでも安価にPCを組みたい人には気になる製品になりそうだ。
AMD A320/B350チップセットを採用するエントリーマザーボードを組み合わせれば、かなり安価にPCを組み上げることができる |
その他スペックは、製造プロセスが28nm、コアクロックがベース3.50GHz、ブースト3.80GHz、GPUクロックが1,029MHz、L2キャッシュ1MBで、8レーンのPCI-Express3.0を搭載する。なおあるメーカー関係者からは「次世代Ryzen対応BIOSではBristol Ridgeは非対応になる」との情報もあり、今後対応マザーボードが少なくなる可能性がある点には注意が必要だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/取材:Tawasi
AMD: http://www.amd.com/ja-jp/