2019.05.27 21:00 更新
2019.05.27 取材
今年で創立30周年となるASUSTeK Computer(本社:台湾)。COMPUTEX TAIPEI 2019の開幕に先駆けて行われたメディア向け発表会で、特別仕様のマザーボード「PRIME X299 EDITION 30」を発表した。
「台北南港展覧館ホール」のASUSブースで、設置スペースが設営中だった30周年記念マザーボードが公開された |
「PRIME X299 EDITION 30」は、ASUSの創立30周年を記念して開発された特別仕様のマザーボード。「PRIME X299-DELUXE II」をベースに、電源回路を14フェーズから、16フェーズへ拡張。加えて、電源回路のヒートシンクには、冷却ファンが内蔵され、高負荷時の安定性が高められている。
電源回路の強化に加え、インターフェイスも全て最新のもので固められている |
また無線LAN機能がIEEE 802.11acからIEEE 802.11axに、M.2スロットも2基から3基にそれぞれアップグレード。さらにジェスチャーやボイスコントロールに対応する、720pのWebカメラ「ASUS Smart Control Console」が特典として付属する。
「プリマウントI/O」やリアI/Oカバー、基板のほぼ下半分を覆うカバーなどはいずれもホワイトに統一されている |
その他、Aquantiaチップによる5ギガビットLANとIntelチップによるギガビットLAN、2ポートのThunderbolt 3、チップセットヒートシンク一体型の「LiveDash OLED」、「FAN Extension Card II」、一体型のI/Oシールド「プリマウントI/O」、ASUS「Aura Sync」などの機能はこれまで通り継承されていた。
「ASUS Smart Control Console」には、OLEDディスプレイも実装され「LiveDash OLED」のように使うこともできる |
また会場には、将来のHEDTプラットフォームを想定した、未来志向のコンセプトマザーボード「PRIME UTOPIA」や、「PRIME X299 EDITION 30」をベースにした水冷PCなどが展示されていたので、最後に画像で紹介しておこう。
将来のHEDTプラットフォームを想定したコンセプトマザーボード「PRIME UTOPIA」。電源回路を効率よく冷却する水冷ユニットや、空冷ファン搭載のM.2冷却システム、位置を自由に変えることができる「Modularized I/O」、システムの情報をより詳細に確認できる7インチの大型OLEDパネルなどを搭載 |
こちらは「PRIME UTOPIA」を搭載したハイエンドデスクトップPCのコンセプトモック |
「PRIME X299 EDITION 30」をベースに、DIY水冷ユニットを組み込んだMOD PCも展示されていた |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ASUSTeK Computer: https://www.asus.com/
COMPUTEX TAIPEI 2019 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2019/