2019.05.29 13:00 更新
2019.05.29 取材
NVIDIAから発表された、新しいクリエイター向けプラットフォームを採用するノートPC製品が登場している。Micro-Star Int'l Co.,Ltd.(MSI)のブースにおいても、Quadro RTX 5000搭載のモバイルワークステーションを筆頭に、複数のモデルが展示されていた。
クリエイター向けノートの最上位モデルとして展示されていた「WS65」 |
MSIのノートPCブースにおいて、ゲーミングノートに並んでスペースを占有していたのが、クリエイター向けモデルだ。COMPUTEX TAIPEI 2019においてNVIDIAが発表した、MacBook Pro対抗のクリエイター向けプラットフォーム「NVIDIA Studio」に準拠したモデルが中心になっている。
その筆頭格にあたる製品が、クリエイター向けフラッグシップに位置付けられる「WS65」。Turingアーキテクチャを採用したQuadro RTXシリーズのモバイル版である、新発表のQuadro RTX 5000を搭載している。
広色域の4K液晶やCore i9、最新のQuadro RTX 5000を搭載。NVIDIAが提唱するクリエイター向けプラットフォーム「Studio」に準拠する製品だ |
最大構成では、Quadro RTX 5000と合わせてCore i9を搭載。それらのハイエンドスペックをスリムな「Studio」プラットフォームに収めつつ、CPUとGPUにフルパフォーマンスを発揮させる冷却システム「Cooler Boost Trinity+ Technology」が内蔵されている。
15.6インチサイズの4Kディスプレイは、Adobe RGBカバー率100%の広色域表示に対応。ボディは米軍事調達規格の「MIL-STD-810G」に準拠した堅牢さを備え、8時間以上のバッテリーライフをもつ。
すでに国内向け投入も決まっており、6月中旬にも発売が開始される見込み。ただしスペック構成や価格は調整中で、正式リリースを待つことになる。
こちらは「Studio」プラットフォームの中堅モデルにあたる「WE75」。Core i7とQuadro RTX 3000で構成される中堅スペックで、ディスプレイ(解像度はフルHD)は「WS65」より大きな17.3インチサイズを採用する |
クリエイター向けノートの「P65 Creator」(15.6インチ)と「P75 Creator」(17.3インチ)の新モデルも投入予定。既存モデルがベースだが、グラフィックスがGeForce RTX 2070に変更されている |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Micro-Star Int'l Co.,Ltd.(MSI): https://www.msi.com/
COMPUTEX TAIPEI 2019 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2019/