2019.05.29 08:00 更新
2019.05.29 取材
最近PCケースに力を入れているMSI。COMPUTEX TAIPEI 2019では、ハイエンドに位置づけられる新ゲーミングPCケース「MPG SEKIRA 500」シリーズを持ち込んだ。
5月22日付けプレスリリースでアナウンスされた、MSIの新ゲーミングPCケース「MPG SEKIRA 500」シリーズ3モデルの実機をMSIブースで発見。プレスリリースでは不明だった詳細スペックが判明したので、早速紹介していこう。
3モデルともベースとなるシャシーは同じだが、下位2モデルにはボトムシュラウドのフロント側にあるレールに2台分のストレージベイが追加される |
以前詳細検証をお届けした「MPG GUNGNIR 100」の上位モデルとなる製品で、製品名の由来は、スラブ神話の雷神「Perun」が持つ斧の名から来ているという。いずれもサイドパネルにはスイング式の強化ガラスを採用し、グラフィックスカードの垂直設置に対応。またトップ部分には簡単にラジエターが搭載できる「Extractable Radiator Bracket Design」が取り入れられている。
MPG SEKIRA 500X |
上位モデル「MPG SEKIRA 500X」には、200mm×3と120mm×1のアドレサブルRGBファンを標準装備。さらに最大8台のアドレサブルRGB端末を接続できるハブユニットが搭載される。
計4基のアドレサブルRGBファンに加え、フロントにRGB機能のない200mmファンが搭載されるという |
主なスペックはI/OポートがUSB3.2 Gen.1 TypeA×4、USB3.2 Gen.2 Type-C×1、HDオーディオ端子×2、ドライブベイレイアウトは2.5/3.5インチ兼用ベイ×4、2.5インチシャドウベイ×3で、重量は19.85kg。
MPG SEKIRA 500G | MPG SEKIRA 500P |
「MPG SEKIRA 500G」は、エッジにゴールドの縁取りを施した中位モデル。I/OポートがUSB3.2 Gen.1 TypeA×4、USB3.2 Gen.2 Type-C×1、HDオーディオ端子×2、ドライブベイレイアウトは2.5/3.5インチ兼用ベイ×6、2.5インチシャドウベイ×3で、重量は19.8kg。なお会場では、ゴールドの縁取りを活かした「AMD 50周年記念スペシャルモデル」(非売品・発売予定なし)が展示されていた。
「MPG SEKIRA 500P」は、最もベーシックな下位モデル 。I/OポートがUSB3.2 Gen.1 TypeA×2、USB3.2 Gen.2 Type-C×1、USB2.0×2、HDオーディオ端子×2、ドライブベイレイアウトは2.5/3.5インチ兼用ベイ×6、2.5インチシャドウベイ×3で、重量は19kg。
その他スペックは共通で、フォームファクタはE-ATX、ATX、MicroATX、Mini-ITXに対応。本体サイズはW232×D530×H545.5mm。拡張スロットは8+2段で、ラジエターは120/140/240/280/360mmに対応する。なおいずれも発売は2019年Q3予定で、価格は上からそれぞれ約220ドル、約200ドル、約180ドルを想定しているという。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Micro-Star Int'l Co.,Ltd.: https://www.msi.com/
COMPUTEX TAIPEI 2019 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2019/