2019.05.29 15:04 更新
2019.05.29 取材
Thermaltake Technology(本社:台湾)は、メモリ市場への本格参入を表明。大型のイルミネーションバーを搭載したDDR4メモリ「TOUGHRAM RGB」シリーズを展示した。
PCケースやファン、DIY水冷パーツまで、多数の製品でRGB LEDを採用するThermaltakeが、メモリ市場へ参入。アドレサブルRGB LEDに対応するDDR4メモリ「TOUGHRAM RGB」シリーズを発売する事がわかった。
動作デモが行われていた最終サンプルは、大型ヒートスプレッダと5個のLEDを内蔵するイルミネーションバーを装備。「TT RGB PLUS」ソフトウェアのほか、「Razor Chroma」や「Amazon Alexa Voice Service」によるコントロールに対応する。もちろん、各パーツやマウス、キーボード、ヘッドセットなど、ライティングモードやカラーを一括で設定できる。
マザーボード各社のRGB LEDコントロールソフトからも制御が可能 | 「TT RGB PLUS」の設定画面からカラーとライティングモードが変更可能 |
ラインナップは8GBx2枚セットで、動作クロックは3000/3200/3600MHzの3種類。いずれも動作電圧1.35Vで、レイテンシは現時点で非公開。メモリプロファイルはIntel XMP2.0に準拠し、Intel X299/300/200/100シリーズをサポートする。
重量感のあるアルミ製ヒートスプレッダには切り欠けが設けられ「TT」の文字を表している |
基板は、オーバークロック動作時でも安定動作する10層タイプ。採用チップは非公開だが「メモリチップメーカーと随時やり取りして決めていく」とのこと。まもなく販売が開始される、水冷システム向け「WaterRam RGB」シリーズでは、Hynix Cダイの選別品が採用されている。
今後Samsungをはじめとした各社チップを採用する可能性が高いという | 第1弾となる「WaterRam RGB」シリーズは、6月中発売開始の予定 |
また、RGB LED非搭載で価格を抑えたヒートスプレッダのみを装着する「TOUGHRAM DDR4メモリ」シリーズも準備中。さらに現時点製品名は不明ながら、簡易仕様のヒートスプレッダを装着したバージョンも用意されているという。
発光ギミックが削除され、デザインがシンプルな「TOUGHRAM DDR4メモリ」シリーズ |
国内正規代理店である株式会社アスクによると「まもなく取り扱いを開始する」とのこと。第1弾は水冷対応モデルの「WaterRam RGB」シリーズの国内リリースが近日中に行われる予定だ |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
Thermaltake Technology: https://jp.thermaltake.com/
COMPUTEX TAIPEI 2019 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2019/
Thermaltakeまとめ: https://www.gdm.or.jp/sp/thermaltake/