2019.05.29 19:52 更新
2019.05.29 取材
Thermaltake Technology(本社:台湾)ブースにひときわ異彩を放つ新アイテムを発見。オープンフレームPCケースの新たなカタチ「Distro Plate Open Frame」をチェックしよう。
「Distro Plate Open Frame」は、「P3/P5」の系譜を継ぐオープンフレームPCケースの新作。動作中のデモ機を見る限り、従来モデルのマイナーチェンジ程度にしか見えない。
しかし構成パーツが組み込まれていない状態を見ると、ベースとなる垂直ボード部分は従来のスチールから、強化アクリル製に変更。さらに間近で見ると、一部がリザーバーの役割を果たしている。
製品版と言われれば納得してしまうほどの仕上がりだった「Distro Plate Open Frame」のプロトタイプ |
今一度整理すると、「P3」ほどのボディサイズはお馴染みの”墓誌スタイル”。垂直ボードに構成パーツを組み上げていくワケだが、ポンプユニットも下部に装備する「Distro Plate Open Frame」は水冷構成が前提。見た目と実用を兼ねた極めて合理的な設計なのだ。
全身にLEDを内蔵し、巨大イルミネーションボードという顔も併せ持つ。なお強化アクリルは分厚く、華奢な印象はない |
なおマザーボードをはじめとする構成パーツは、アクリル部にスタンドオフをねじ留めし、組み込んでいくことになる。そこで気になるのは強度だが、製品版では「ある程度の工夫が必要」(Thermaltake)とのこと。現状販売時期および価格などは未定とされる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
Thermaltake Technology: https://jp.thermaltake.com/
COMPUTEX TAIPEI 2019 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2019/