2019.05.30 08:14 更新
2019.05.30 取材
第3世代RyzenシリーズとAMD X570の登場により、PCI-Express4.0対応SSDが数多く展示されているCOMPUTEX TAIPEI 2019。その中でも最大8TBという大容量を予定しているSSDをADATA Technology(本社:台湾)ブースで発見した。
ADATAブースで見つけた「PCIe 4.0 NVMe SSD(仮)」は、最新インターフェイスPCI-Express4.0(x4)接続に対応するNVMe M.2 SSDだ。
COMPUTEX TAIPEI 2019で発表されたモデルの多くがPhison製コントローラを使用しているのに対して、このモデルではSilicon Motion「SM2267」を搭載しているのが特徴。またNANDフラッシュにはQLCタイプを採用することで、最大8TBの大容量モデルも計画しているという。
その分転送速度は、シーケンシャル読込最高4,000MB/sec、書込最高3,000MB/sec、ランダム読込最高400,000 IOPS、書込最高400,000 IOPSと、PCI-Express4.0(x4)モデルとしては控えめ。とはいえ、現行のPCI-Express3.0(x4)モデルと比較すると、ハイエンドと同等以上の性能で、正直不満が出ることはないだろう。
その他、SLCキャッシングやDRAMキャッシュバッファ、LDPC ECCエンジン、エンドツーエンドプロテクション、RAIDエンジンなど、ADATA SSDおなじみの機能に対応する。なお発売は2019年Q4から順次開始される予定だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ADATA Technology Co., Ltd.: http://www.adata.com.tw/
COMPUTEX TAIPEI 2019 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2019/