2019.05.31 19:27 更新
2019.05.31 取材
Cooler Master Technology(本社:台湾)ブースで見つけた小さな筐体。「MasterCase H100」は、天板に取っ手が付いたCube型のMini-ITXケースだ。
以前は「Elite」シリーズを展開していたCooler MasterのCube型Mini-ITXケース。これに続く期待の新型が「MasterCase H100」だ。(かもしれない)
Cooler Master「MasterCase H100」 |
実機の完成度は高く、聞けばこの夏には販売が開始できる(かもしれない)とのこと。予価は8,000円前後とされ、国内市場でも注目を集めそうだ。
フロントとトップはメッシュ仕様で、外装はABS樹脂を多用。両サイドパネルは密閉型のスチール板で、トップ後方には持ち運びが便利な取っ手を装備する。この仕掛けはPCを持ち運ぶ機会の多いグローバルマーケットを意識したもの。PCの文化が異なる国内市場でもアピールポイントになるだろう。
左サイドパネル側には上下にステイをネジ固定。ネジ穴をよく見ると2.5インチSSDが2台搭載できるようになっている |
フロント部には200mmファンを標準装備。限られた容積の内部を1基の冷却ファンで賄おうという考えだ。なお詳細な寸法は不明ながら、見るからに奥行きが短く、グラフィックスカードは製品を選びそう。Cooler Masterの担当者によると「ミドルレンジまたはAMD APUでの運用を推奨」とか。
最後に背面をチェックすると、ATX規格対応の電源ユニットは縦置きマウント。内部に収めきれないのか、電源ユニットの一部は後方にはみ出る設計。これはさほど問題にはならないだろう。ハイエンド構成には向かないが、低予算で手軽に組める小型筐体の登場に期待したい。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
Cooler Master Technology: https://apac.coolermaster.com/jp/
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