2019.06.01 01:55 更新
2019.06.01 取材
Antec(本社:アメリカ カリフォルニア州)レポートその2は、アルミニウムと強化ガラスを組み合わせたオープンフレーム型PCケースをご覧頂こう。コンパクトな筐体が好きな取材班の目に留まった「STRIKER」は、なんとも複雑な参考出品モデルだ。
アルミニウムと強化ガラスを組み合わせた、Antecのプロトタイプ。オープンフレーム型PCケースはこれまで市販されているが、このモデルはMini-ITX規格対応の小型筐体。フル水冷仕様でのデモ機は、さしずめ精巧なエンジンルームの内部を眺めているようだ。
内部構造は意外に複雑で、フロント面にライザーケーブルに接続されたグラフィックスカードを搭載。内部はアルミニウムプレートで左右に分離。左側にマザーボード、右側にストレージ搭載スペースを設けた。なお電源ユニットはボトムマウントで、ATXまたはSFX規格に対応する。
設置場所の問題から、ラジエターはリアに背負う格好。そもそもオープンエアなPCケースだけに、筐体内部からはみ出しても気にはならない。
フライヤーを確認すると、外形寸法はW212xD415xH405mm。ドライブベイは2.5インチシャドウベイx2で、冷却ファンはリア120mmx2、サイド120mmx2。グラフィックスカードの有効スペースは長さ330mmまでとされる。モデル名横には「TBD」(To Be Determined)と記されているが、Antecはちょっと本気に見える。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
Antec: http://www.antec.com/
COMPUTEX TAIPEI 2019 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2019/