2019.06.01 16:06 更新
2019.06.01 取材
Antec(本社:アメリカ カリフォルニア州)はGrand Hyatt Taipeiのプライベートルーム内覧会で、V型8気筒エンジンを披露。その出来映えをチェックしてみよう。
Antecの参考出品モデルがひときわ異彩を放っていた。V型8気筒エンジンを模した「GTR」である。
「GT-R」ではなく、一般的な自動車のグレード名を表す「GTR」は、フォーミュラ・カーのV8エンジンを”それなり”に再現。ヘッドカバーはレッドに塗装され、マラネロのスクーデリアを思い起こさせる。
各プーリーやベルト類もそれなりに再現。エド・チャイナもびっくり |
さて真面目に解説すると、こう見えてMicroATXおよびMini-ITXフォームファクタに対応するPCケース。腕のある人物によるMOD PCかと思いきや、メーカーが制作したプロトタイプで、Antec曰くマイクロタワーにカテゴライズされるそうだ。
電源ユニットから外部インレットまでは中継ケーブルが使われている事が想像できる |
電源ユニットはフロント寄りの左側に内蔵し、左右両バンク部分にはラジエターを装着。背面にまわるとV字の交点部分には2スロットデザインのグラフィックスカードが確認できる。つまりマザーボードは右手のバンク角に合わせてマウントされているようだ。なおグラフィックスカードの有効スペースは最大330mmとされる。
電源ユニットに接続したACケーブルをプラグコードに見立てているあたりがニクイ |
外形寸法はW425xD457.5xH405mm。なお出来映えはソコソコだが「製品化は恐らくない」とのこと。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
Antec: http://www.antec.com/
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