2019.06.02 13:49 更新
2019.06.02 取材
GIGABYTEブースでは、先日詳細をお届けした「X570 AORUS XTREME」以外にも、ハイエンドモデルを中心に注目のマザーボードが展示されていた。ここではそれらをまとめて紹介していくことにしよう。
まず注目したいのが、ASUS「ROG Dominus Extreme」に続くXeon W3175X専用マザーボード2モデル目として、先日グローバルリリースが発表された「C621 AORUS XTREME」だ。
E-ATXフォームファクタ(386×359mm)に対応する 「C621 AORUS XTREME」。搭載できるPCケースもかなり限られる |
最大1,600Aまで対応する、IR Digital VRMによる32フェーズ電源回路を搭載し、Intelの(一応)コンシューマ向けCPUでは最高峰となる28コア(56スレッド)すべての5GHz駆動に対応。それに伴い、電源回路にはアルミニウム製の超大型ヒートシンクが搭載され、冷却性能にも抜かりはない。
32フェーズの電源回路を冷やす大型のアルミニウムヒートシンクを実装 |
ただし、その分重量もかなりのもの。正確な重さは担当者もわからないということだが、正直片手では持ち上げるのが難しいほどだった。
CPUの価格が高いこともあり、いまのところ国内での取り扱い予定はなし。なお販売する場合でも、おそらく受注販売や直販などの形になるだろうとのこと。
またIntel LGA2066の最新モデルとして、クリエイター向け「X299G DESIGNARE-10G」と、CPU、電源回路、チップセットヒートシンクをまとめて冷却できるウォーターブロックを搭載した「X299G AORUS XTREME WATERFORCE」が展示されていた。いずれもネットワークにはAQUANTIAの10ギガビットLANを標準装備し、高速なネットワークが利用できるのも特徴だ。
X299G DESIGNARE-10G |
X299G AORUS XTREME WATERFORCE |
最後に先日紹介した最上位モデル「X570 AORUS XTREME」以外のAMD X570マザーボードをまとめてチェックしておこう。TDP15Wとも言われるチップセットの冷却には、いずれもファン付きヒートシンクを搭載。開発も順調に進んでおり、一部国内では取り扱わない可能性はあるとしながらも、ATXモデルは解禁となる7月7日に、Mini-ITXモデルもその1週間後ぐらいには発売が開始できるだろうということだ。
X570 AORUS MASTER |
X570 AORUS ULTRA |
X570 AORUS PRO | X570 AORUS ELITE |
X570 I AORUS PRO WIFI |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
GIGABYTE Technology: https://www.gigabyte.com/
COMPUTEX TAIPEI 2019 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2019/