2019.06.03 12:00 更新
2019.06.03 取材
Bitspower製ウォーターブロックを内蔵した水冷電源ユニット「Hydro PTM+」など、最近はDIY水冷によるMOD PCにも力を入れているFSP(本社:台湾)。COMPUTEX TAIPEI 2019では、2台の水冷PCをカッコよくディスプレイできるオープンフレームPCケース「CMT710」を発表した。
DIY水冷システムを構築したPCをカッコよく魅せるために設計したという、オープンフレームPCケースの新製品。
オープンフレームPCケースでは珍しい、デュアルシステム対応モデルで、中央のアクリル板を挟んで、向かって左側にはE-ATXフォームファクタまで、右側にはMini-ITXのマザーボードがそれぞれ搭載可能。さらに配線は中央スペースに集約でき、左右どちらから見ても無駄なケーブルが表に出ないよう設計されていた。
サイドには薄く色がつけられた強化ガラスパネルを採用。ケーブルは中央スペースにすべて収納できるため、表に出る配線を最小限に抑えることができる |
フレームはアルミニウム製で、サイドには強化ガラスパネルを採用。また中央のアクリル板にはドレスアップ要素として、アドレサブル対応のLEDストリップを標準装備する。
なお今回持ち込まれたサンプルはまだ量産前のプロトタイプということで、展示されていたPCもDIY水冷を内蔵したベーシックな設計だったが、来年のCOMPUTEXではこの筐体をベースにしたMOD PCが多数展示されそうだ。
量産開始は2019年Q4を予定しており、販売価格は499ドルになる見込み。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
FSP: http://www.fsplifestyle.com/
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