2019.06.03 12:35 更新
2019.06.03 取材
水冷・空冷のハイブリッドクーラーを搭載する、NVIDIA GeForce RTX 2080 Tiの最高峰モデル「iGame GeForce RTX 2080 Ti KUDAN」の実物をColorful Technology CO., LTD(本社:中国)ブースで発見。高クロックチップの選別が非常に難しく、現在は中国市場のみで発売中だ。
今年1月にアナウンスされたColorfulブランドのフラッグシップグラフィックスカード、「iGame GeForce RTX 2080 Ti KUDAN」の現物をCOMPUTEX TAIPEI 2019で発見した。
アナウンスの通り、水冷ヘッドと3連ファンを実装するハイブリッドクーラーと、着脱式の240mmラジエターで構成される大掛かりな冷却システムを搭載。ちなみに担当者に確認をしたところ、手動オーバークロックをしない(One-Key Overclockは問題なし)のであれば、ラジエターを外した状態でも冷却性能が不足することはないという。
また不明だった詳細スペックも判明。動作クロックは標準設定時がコアクロック1,545MHz、メモリクロック14Gbps、One-Key Overclock時がそれぞれ1,815MHzと14Gbps、メモリバス幅384bitで、GDDR6 11GBのビデオメモリを搭載。出力インターフェイスはDisplayPort×3、HDMI×1、USB Type-C×1を備える。
水冷ラジエターの接続コネクタには航空宇宙グレードのパーツを採用しているという | リアパネルには押すだけでオーバークロックができる「One-Key Overclock」ボタンを搭載 |
なお全世界1,000台の数量限定とされているが、高クロックチップの選別が非常に難しく、現在は中国市場のみで販売中。国内市場での取り扱いは未定とのこと。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Colorful Technology CO., LTD: http://en.colorful.cn/
COMPUTEX TAIPEI 2019 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2019/