2019.06.04 18:40 更新
2019.06.04 取材
今年のMicro-Star Int'l Co.,Ltd.(MSI/本社:台湾)ブースでは、さまざまなギミックを備えたゲーミング向けや、5Kの超高解像度表示に対応するクリエイター向けなど、液晶ディスプレイの新作が多数展示されていた。ここでは、それらをまとめて紹介していこう。
今回のMSIブースで最も注目を集めていた液晶ディスプレイが、UWQHD(3,440×1,440ドット)解像度に対応する34インチ曲面ゲーミング液晶「Optix MPG341CQR」だ。
Optix MPG341CQR |
ゲーマーが必要とする機能をできる限り搭載したという意欲作で、フレームの下側には位置を調整できるマウスバンジー機能を実装。またユーザー認証やプロファイルの切り替えに対応するスマートウェブカメラや、天気や温度によるカラー変更も可能な「Mystic Light」対応のイルミネーション機能を備える。
さらに製品には、別途ハイエンドカメラやWebカメラを装着するためのカメラクレードルが付属。裏面の上部に設けられたレール部分に装着することで、ゲームプレイ中の手元部分の動画を配信することもできる。
手軽にゲームのライブ配信ができるよう、専用のカメラクレードルが付属する |
液晶パネルはVA方式で、応答速度は1ms、リフレッシュレートは144Hz、輝度400nit、曲率1800R、コントラスト比は3,000:1(DCR時1億:1)。視野角は水平/垂直178°で、表示色は10億7,000万色に対応する。
Optix MAG321CURV |
「Optix MAG321CURV」は、「Optix MPG341CQR」より一回り小さい31.5インチサイズの曲面ゲーミング液晶。解像度は4K(3,840×2,160ドット)、リフレッシュレートは60Hzで、担当者によればPlayStation 4 Proなどのコンシューマゲーム機との組み合わせにオススメとのこと。
液晶パネルはVA方式で、応答速度は4ms、輝度300nit、曲率1500R、コントラスト比は2,500:1(DCR時1億:1)。視野角は水平/垂直178°で、表示色は10億7,000万色に対応する。
Optix MAG271R |
「Optix MAG271R」は、MSIが今後注力していきたいと語る、フラットタイプのゲーミング液晶ディスプレイ。リフレッシュレートは165Hz、応答速度1msで、「Gaming OSD APP」や「Night Vision」などの機能に対応する。
液晶パネルはVA方式、垂直同期技術はAMD FreeSyncをサポート。輝度300nit、コントラスト比は3,000:1(DCR時1億:1)、表示色1,670万色。視野角は水平/垂直178°で、色域はDCI-P3 92%、sRGB 118%に対応する。
Prestige PS341WU |
またクリエイター向けモデルとして、5K(5,120×2,160ドット)の高解像度表示に対応する「Prestige PS341WU」も展示されていた。こちらは「Prestige」シリーズのテーマカラーであるホワイトを基調としたデザインで、Intel Core i9-9900Kと、NVIDIA GeForce RTX 2080 Tiを搭載したスリムワークステーション「Prestige P100」を組み合わせた展示デモが行われていた。
クリエイター向けスリムデスクトップPC「Prestige P100」と組み合わせた展示デモ |
液晶パネルは34インチのNano IPSで、クリエイター向けらしく、DCI-P3 98%の広色域表示と、より幅広いダイナミックレンジをサポートするDisplayHDR 600に対応する。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Micro-Star Int'l Co.,Ltd.: https://www.msi.com/
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