2019.06.04 20:00 更新
2019.06.04 取材
Lian Li Industrial Co. Ltd.(本社:台湾)ブースにて、水冷ユニットなどが並ぶ一角に置かれていたRGB対応の冷却ファンたち。あるべきケーブルが見当たらないが、これこそがこのファンのコンセプトだ。
末端にしかケーブルが繋がっていないように見える、Lian Liのコンセプトファンを見ていこう |
大型ラジエターの水冷ユニットを組み込むと、多数の冷却ファンのケーブル取り回しが面倒。そんな悩みを解決すべく、Lian Liが目下開発を進めている冷却ファンがコレだ。
接続されているケーブルは末端のみ。ファンそれぞれがデイジーチェーンのように連結され、まとまって動作している。便宜上「連結ファン」と勝手に呼んでいるが、まだ名称らしきものはないらしい。
側面に専用端子を備え、スライド式のロック機構で連結する仕様 |
ファンそれぞれに専用の端子を備え、スライドで合体する仕組みになっている。ただし現状のプロトタイプは接点が甘いのか、コツンと叩くと止まるファンがあったり、LEDが消えたりといった状態。最大何台が繋がるかを聞こうと考えていたものの、まだそういった段階ではないようだ。
製品化するかを含め、まったく白紙の状態。今後の開発で、どこまで完成度を高められるかにかかっている。
ベースになるモデルはなく、このコンセプトのために新設計された120mm口径のRGBファン。果たして製品化に成功するだろうか? |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Lian Li Industrial Co. Ltd.: http://www.lian-li.com/
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