2019.06.26 12:00 更新
2019.06.26 取材
自由でユニークな発想から生まれる、スタートアップの気になるガジェットをチェックする「次に来るモノ」。今回は、ウェアラブル魚群探知機「ぎょぎょウォッチ」を見ていきましょう。
これはスマートウォッチ?いやいや、国内初のウェアラブルな魚群探知機なんです |
自分にまったく縁がないカテゴリのアイテムながら、つい絵面に興味が沸いてチェックしてしまったのが「ぎょぎょウォッチ」。実に楽しげな名前を持っているコレは、ウェアラブルタイプの魚群探知機です。見た目はまるでスマートウォッチのようですね。
フィッシングブランド「LUCKY」によるデバイスで、アウトドア製品を手がける株式会社マグクルーズによる先行販売が、現在Makuakeにて行われています。なるほど珍しいはずで、ウェアラブルタイプとしては日本初。開始から約1週間で目標額の2000%オーバーを達成するなど、釣り人たちの熱視線を集めています。
いちいち端末を取り出す手間は不要。ほどよい機能と価格、そして使い勝手の良さに注目が集まっている様子 |
ソナーモジュールが安価になったせいもあり、個人用の小型魚群探知機もだいぶ数が増えてきました。しかしスマホ連携や独立端末タイプは取り出すのが手間で、うっかり落としてしまったら大変。ロッド取り付けタイプは取り回しに気を使うし、船設置型や固定タイプは機能も本格的すぎて価格も高すぎる・・・と、どれも一長一短な感じでした。
ところが「ぎょぎょウォッチ」は、手元を覗き込むだけでOKなウェアラブルタイプ。そして先にお金の話をしてしまうと、支援額は税込16,800円から、かなり安価です。それなりの性能をもっていて、しかも安く使いやすい、という魚群探知機なワケです。
発信機を取り付けてキャストすれば、最大70m先の水中の様子が手元で確認できる。発信機の重さは約45gと軽く、ヘビーロッドは不要だ |
その使い方は、ボートのような形の発信機(探知機)をルアーのように取り付けてキャストする・・・という流れ。ラジコンのような無線型のため、面倒な設定も不要です。あとは実際に魚がいるか、手元の小型ディスプレイを覗き込むという寸法。最大通信距離は70m、思いっきりロッドを振り回しても大丈夫でしょう。
ちなみに最大計測深度は45mで、手元のディスプレイでは水深や水温、水底地形、魚のサイズが分かります。魚の大きさは、「~20cm/21~60cm/61cm~」の3サイズで識別。うっかり画面を見逃してしまっても、設定したサイズの魚を探知したら、アラームとバイブレーションで教えてくれるとか。至れり尽くせりですね。
水底地形も分かるため、仕掛けやルアーのロストを防ぐことも可能。稼働時間は、本体がUSB充電で最大16時間、発信機は7日間とのこと |
「ぎょぎょウォッチ」のキャンペーンは2019年07月16日までで、支援額は前述の通り税込16,800円から。クラウドファンディング後の一般販売価格は税込19,800円になるそうです。釣りのロマンは魚を探し当てこそ、というマインドには合いませんが、気軽にチートな釣りを楽しみたい向きにはピッタリでしょう。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Makuake: https://www.makuake.com/