2019.08.01 12:00 更新
2019.08.01 取材
自分好みのパーツを組み合わせて完成させる、バランス駆動アンプの工作キット「SOUND TIGER Hobbyist(キット)」が家電のケンちゃんに入荷している。キットの価格は税抜7,800円。
バランス駆動特有のメリットを損なわず、ダイナミック型のイヤホンとヘッドホンをキレイに鳴らせるというポータブルアンプキット |
「SOUND TIGER Hobbyist(キット)」は、バランス駆動専用のポータブルヘッドホンアンプを自作できる工作キット。「うつせみワークス」が手がける同人ハードウェアで、ユーザーが各種パーツを半田付けして完成させる。
コンセプトは「アキバでパーツを揃えて自分の音にするアンプ」。製品は全品セットではなく、基板とパネル、アキバで入手が困難なパーツのみで構成されている。ボリュームや抵抗、コンデンサが自由に選べるため、自分好みの音が追求できるというワケだ。
完成したヘッドホンアンプは、「バランス駆動ながら低音がしっかりしていて、ヘッドホンを力強く鳴らせる」(サークル)とのこと。電源には単4電池×4を使用する。容量1,000mAhの充電池を使用した場合は約8時間ほど動作するという。
音質により厳選した部品と、アキバで入手困難なパーツのみで構成。それ以外は電気部品店で好みのパーツを追加購入する必要がある |
同サークルの従来品に比べ音質が向上し、ボリュームも搭載。パネルの金属感もアップしたという。「φ4.4mm版」と「φ2.5mm版」の2モデル構成 |
工作キットは「φ4.4mm版」と「φ2.5mm版」をラインナップ。さらに同店には、「SOUND TIGER Hobbyist」向けのオペアンプと「タップ加工済みケースセット」(税抜3,000円)が入荷している。
オペアンプは「クッキリかつ刺さらない音で一番のオススメ」(サークル)という「LME49720MA 2個・変換基板セット」(税抜1,500円)と、スマートフォンからの飛び込みノイズをほぼ受けないという「ADA4622-2BRZ 2個・変換基板セット」(税抜2,500円)が販売中だ。
オペアンプも自由裁量ながら、サークル推奨の2モデル(変換基板セット)も合わせて入荷している |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
製品情報(うつせみワークス): https://sites.google.com/view/hanten-amp/
家電のケンちゃん: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926