2019.08.06 00:00 更新
2019.08.06 取材
先月末から上海問屋で販売されている、上海問屋オリジナルの「帯電防止・耐熱・断熱シリコン作業マット」が好調に売れている。自作派の目線を吸い上げつつ、自ら図面を引いて設計したという梶間さんに話を聞いてみよう。
電子工作や修理、自作PCに至るまで、DIYには作業マットがあると便利です。ウチでも「耐熱・断熱 シリコン作業マット」というアイテムを販売していたのですが、以前から大型化して欲しいというリクエストが寄せられていました。そこで色いろ探してみたものの、なかなかしっくりくるモノが見つからず・・・それならいっそ自分たちで作ってしまおう、という経緯で誕生したのが、この「帯電防止・耐熱・断熱シリコン作業マット」なんです。
何を隠そう私が図面を引いて作った作業マットでして、それだけに使い勝手にはこだわりました。設計にあたっては市場からのフィードバックに加えて、日常的に同じような作業マットを使っている修理サポート部門にアレコレ聞き込み。サイズは当然ながらATXマザーボードが載って、なおかつ15インチクラスのノートPCがゆったり分解できるサイズにしてあります。
そして作業するには邪魔な枠がない方がいいだろうということで、三方枠なしデザインに。素材の関係で色が黒くなってしまうので悩みどころだったんですが、新たに帯電防止の仕様も盛り込みました。これも自作PCのように、静電気にデリケートな作業を考慮した仕様です。
それ以外では、ドライバーやビットを立てておく部分は、逆に厚みを作って安定性を確保。ネジを仮置きできる凹凸スペースも4隅に設けましたので、より作業のレイアウトが自由になったと思います。個人的にも、修理や自作PCには一番使いやすい作業マットになったんじゃないかなぁと、自信をもっているんです。
もっとも最初は、わざわざ金型作ったのに売れなかったらどうしよう・・・なんて考えたりもしましたけど(笑)。おかげさまで売れ行きは好調、今後も定番として売れ続けてくれそうです。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ドスパラ秋葉原別館: https://www.gdm.or.jp/shop/dos/