2019.09.12 21:52 更新
2019.09.12 取材
「東京ゲームショウ2019」に合わせて、新ゲーミングブランド「GigaCrysta E.A.G.L」を発表した株式会社アイ・オー・データ機器(本社:石川県金沢市)。その第1弾製品として、ライブストリーミングBOX「GV-LSBOX」など、4種類の新製品を披露した。
ゲーミング液晶ディスプレイ「GigaCrysta」シリーズを展開しているアイ・オー・データ機器。「東京ゲームショウ2019」では、“ゲーマーに一歩進んだゲームライフを楽しんでもらいたい”というコンセプトの元、新ゲーミングブランド「GigaCrysta E.A.G.L」を立ち上げた。
スタンドアロン型ライブストリーミングボックス「GV-LSBOX」。基本的な操作はフロントボタンのみで行うことができる |
この「GigaCrysta E.A.G.L」モデルとして予定されているのが、PCレスで、最大3ストリームの同時配信ができるスタンドアロン型ライブストリーミングボックス「GV-LSBOX」だ。
映像インターフェイスはHDMI入力が4系統、HDMI出力が2系統(「GV-LSBOX」制御用と配信確認用)で、画面の切り替えや合成をするスイッチャー機能を実装。本体前面部分にあるボタンを使い、「1画面モード」「4分割モード」「1:3分割モード」「子画面(PiP)モード」などのモードや、映像入力の切り替えができ、ゲーム画面とプレイヤーの同時表示や、複数ゲーマーのゲーム画面の同時表示、実況者のワイプ表示などが可能だ。
フロントの上段にあるボタンを押すと、即座に画面モードを切り替えることができる |
配信はRTMP形式をサポートし、YouTubeやTwitch、niconicoなどさまざまなプラットフォームに対応。さらに本体には配信用の有線LANポートも標準装備され、普段PCを使わない人でも、簡単に本格的なゲーム実況動画の配信を行うことができる。
ネットワーク機能や配信機能も内蔵され、「GV-LSBOX」だけで本格的な配信を楽しむことができる |
対応解像度は1,920×1,080ドット、フレームレートは60fpsで、USB HDDを増設すれば3つの映像の同時録画も可能。なお製品出荷は2019年内予定で、価格は100,000円以上になる見込みだ。
また「GigaCrysta E.A.G.L」の製品として、4K/60pの高解像度に対応するPCI-Express接続のソフトウェアエンコードキャプチャカードや、オリジナルヒートシンクを搭載したゲーミングNVMe M.2 SSD、USB接続のゲーミングポータブルSSDも準備中。10月下旬より順次製品の出荷が開始される予定だ。
4K/60pに対応するPCI-Expresss接続のキャプチャーカード。製品出荷は2019年内予定で、価格は30,000円台後半になる予定 |
NVMe M.2 SSDは容量256GB(市場想定売価約10,000円)と512GB(市場想定売価約15,000円)の2モデルがラインナップ。製品出荷は10月下旬予定 |
USB接続のポータブルSSDも256GB(市場想定売価約9,000円)と512GB(市場想定売価約15,000円)の2モデル。製品出荷は10月下旬予定 |
11日付けプレスリリースで予告されていた240Hz液晶ディスプレイとアームのセット「父ノ背中モデル」。液晶ディスプレイには「父ノ背中」の3人が設定したという3種類の映像プリセットが登録され、リモコンから呼び出すことができる |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
株式会社アイ・オー・データ機器: http://www.iodata.jp/
東京ゲームショウ2019: https://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2019/