2019.09.12 23:14 更新
2019.09.12 取材
充実したラインナップが揃うMicro-Star International(MSI/本社:台湾)のゲーミングノートPCに、薄型・ハイパフォーマンスな最新モデル「GF65 Thin」が登場。新設計デュアルファンクーリングシステムの採用で、よりハイエンドなグラフィックス機能に対応する注目モデルをチェックしていこう。
薄型かつハイパフォーマンスなゲーミングノートPC「GF65 Thin」 |
第9世代Coreシリーズを採用しながら、厚さわずか21.7mm、重量1.86Kgというスリム・軽量化を実現した、MSIのゲーミングノートPC「GF63 Thin」シリーズ。
ベースとなった「GF63 Thin」。冷却性能の関係で、グラフィックス機能はNVIDIA GeForce GTX 1650 Max-Qまでになる |
しかし、冷却性能の関係もあり、グラフィックスチップは最高でもNVIDIA GeForce GTX 1650 Max-Qに制限され、重量級のゲームをやるには少々性能が不足していた。そんな不満を解消するべく、MSIが新たに開発したのが「東京ゲームショウ2019」に合わせて披露された「GF65 Thin」だ。
MSI「GF65 Thin」では、CPUを冷却するファンに加え、GPUを冷却するファンを追加したことで、GeForce RTX 2060まで対応する |
「GF63 Thin」の筐体サイズを踏襲しながら、冷却システムをシングルファン構成からデュアルファン構成へと変更。CPUとGPUをそれぞれ個別のファンで冷却することで、グラフィックス機能はMax-QではないノーマルバージョンのGeForce RTX 2060まで搭載できるようになった。これによりグラフィックス性能が大幅に向上しただけでなく、「リアルタイムレイトレーシング」や「ディープラーニングスーパーサンプリング」(DLSS)などの最新機能も利用できるようになるワケだ。
薄型モデルとは言え、USB Type-A×2、Type-C×2やギガビットLAN、HDMI出力など、インターフェイスも必要なものは一通り揃っている |
なお展示機のスペックは、CPUが6コア/12スレッドのIntel Core i7-9750H(定格2.60GHz/TB時4.50GHz/スマートキャッシュ12MB/TDP45W)、メモリはDDR4 16GB(8GB×2)、ストレージは256GB NVMe M.2 SSD×2で、液晶は15.6インチフルHD(1,920×1,080ドット)を採用。最新デスクトップPCのミドルレンジクラスに匹敵するパフォーマンスを発揮する。
ストレージはPCI-Express接続のM.2×2、メモリスロットはDDR4×2を備える |
なお国内発売日やスペック、価格は現時点で未定。また筐体カラーなども変更の可能性があるとのこと。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
MSI: https://jp.msi.com/
東京ゲームショウ2019: https://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2019/