2019.09.19 16:08 更新
2019.09.19 取材
株式会社サードウェーブ(本社:東京都千代田区)は2019年9月19日、都内某所にてメディア向けイベント「GALLERIAノート新製品発表」を開催。Intelと共同開発したというプレミアムノートPC「GALLERIA GCR1660TGF-QC」「GALLERIA GCR2070RGF-QC」を披露した。
昨年4月に行われたデスクトップPC向け以来、約1年半ぶりとなる新製品発表会を行ったドスパラGALLERIAブランド。その壇上で披露されたのが、Intelが特に先進的な技術を持っていると認定したメーカー(およびブランド)と提携する、「A Design Collaboration with Intel」プログラムによって共同開発されたプレミアムゲーミングノートPC「GALLERIA GCR1660TGF-QC」「GALLERIA GCR2070RGF-QC」だ。
イベントの冒頭で挨拶をした株式会社サードウェーブ取締役副社長 榎本一郎氏。今後もeSPORTの普及に尽力し、eSPORTSと言えばサードウェーブと言われるようになりたいと今後の抱負を語った |
Intel本社のクリスティン・J・ブラウン氏(左)とインテル株式会社の井田晶也氏(右)。「A Design Collaboration」のロゴが使えるのは国内ではサードウェーブ(GALLERIA)だけという |
その開発コンセプトである「Game&More」には、ゲームはもちろんのこと、これ1台であらゆる作業をこなすことができるという思いが込められている。そこでまずはノートPCの本文でもあるポータビリティを高めるため、15.6インチノートPCでは最軽量クラスとなる重量1.87kgの軽量化と、持ち運びの邪魔にならない厚さ20.5mmの薄型化を実現。これにより、一般的なノートPCと同じような感覚で持ち運びができるようになった。
重くて厚いというゲーミングノートPCのネガティブなイメージを払拭するべく開発された新GALLERIAノートPC。バッテリー駆動時間も長く、手軽に持ち運んで扱えるようになった |
製品解説を担当した株式会社サードウェーブ瀧吉祐介氏。より幅広い層に訴求できる新型ノートPCを開発したことで、2020年の出荷台数目標は、前年比175%を目指すという |
さらにゲーミングノートPCでは、異例とも言える94Whrの大容量バッテリーを内蔵し、バッテリー駆動時間は10時間を達成。またゲームだけでなく、オフィス作業などのテキスト入力もストレスなく行えるよう、キーボードには打鍵感と耐久性にこだわったという光学スイッチを採用する。
GALLERIAブランドのアンバサダーでeSPORTSプレーヤーでもあるケイン・コスギ氏も登場。新型ノートPCの特徴として、薄さや軽さに加え、キータッチの良さを上げていた |
液晶パネルは144Hzの高速リフレッシュレートに対応 | 裏面にはスリット状の吸気口を搭載。またCPU、GPUそれぞれに冷却ファンが実装されていた |
もちろんゲーム性能にも妥協はなく、CPUには第9世代Intel CoreプロセッサのハイエンドモデルCore i7-9750H(6コア/12スレッド/定格2.60GHz/TB時4.50GHz/スマートキャッシュ12MB/TDP45W)、グラフィックス機能は下位モデルの「GALLERIA GCR1660TGF-QC」でもNVIDIA GeForce GTX 1660 Ti 6GBを、上位の「GALLERIA GCR2070RGF-QC」には、GeForce RTX 2070 Max-Q 8GBを実装。さらに液晶ディスプレイには、144Hz駆動のフルHDアンチグレアパネルを採用し、FPSやバトルロイヤルゲームなどでも、遅延やラグの無い表示が可能だ。
Thunderbolt 3をはじめ、必要なインターフェイスは一通り揃っている |
その他メモリはDDR4-16GB(8GB×2/PC4-21300)、ストレージは「GALLERIA GCR1660TGF-QC」がNVMe M.2 SSD 512GB、「GALLERIA GCR2070RGF-QC」がNVMe M.2 SSD 1TBで、ネットワークはギガビットLANとWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)無線LANに対応。インターフェイスはWindows Hello対応の顔認証カメラ、Thunderbolt 3×1、USB3.1 Gen.1×3、HDMI×1、SDカードリーダー×1を備える。
カラーバリエーションはブラック(右)とガンメタル(左)の2色。今回は初心者にも手軽に購入できるよう敢えてBTOによるカスタマイズには非対応にしたという |
OSはWindows 10 Home 64bit版がプリインストールされ、本体サイズはW356.4×D233.7×H20.5mm。カラーは量販店向けのブラックと、ドスパラ専売のガンメタルの2色で、価格は「GALLERIA GCR1660TGF-QC」が税抜189,980円、「GALLERIA GCR2070RGF-QC」が税抜249,980円。BTOによるカスタマイズには非対応となるが、ドスパラ専売モデルはOSのみWindows 10 Pro 64bitに変更できる。なおドスパラ通販サイトでは、即日予約受付が開始されている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
株式会社サードウェーブ(ドスパラ): http://www.dospara.co.jp/