2019.10.20 12:00 更新
2019.10.20 取材
株式会社エムエスアイコンピュータージャパン(以下:MSI)は2019年10月16日、メディア向けにクリエイター向けノートPCの新製品発表会を開催。新たに披露されたのは、ゲーミングモデルに匹敵するクリエイター向けハイエンドノート「P75 Creator」、Intel第10世代Coreプロセッサを搭載する「Prestige 15」、ハイスペックビジネスノート「Modern 14」だ。
ゲーミングノートPC市場を牽引するMSI。次なるターゲットはクリエイター向けのノートPC市場だ。さまざまな技術が詰め込まれた現行ハイスペックモデルは、パワーを求めるクリエイターのニーズにも十分応える事ができる。そこで従来シリーズを刷新。「Creator」シリーズを筆頭に、薄型・軽量の「Prestige」シリーズ、ビジネスユーザー向けでコストパフォーマンスに優れる「Modern」シリーズを新たに投入する事が発表された。今回は注目の新シリーズの特徴をご紹介しよう。
解説はエムエスアイコンピュータージャパン株式会社 ノートPCマーケティング課の新井雅俊氏 |
クリエイター向けのハイエンドに君臨するのが「P75-9SF-1046JP」(売価税込320,000円前後/10月17日発売)だ。Intel第9世代のCPU「Core i7-9750H」(6コア12スレッド/2.6GHz/最大4.5GHz)とMax Q デザインのGeForce RTX 2070(GDDR6 8GB)を搭載するなどゲーミングモデル顔負けのスペックを誇る。
4K対応で17.3インチの液晶は画面占有率85%の狭額縁パネル(5.2mm)仕様。キーボードのLEDはホワイトで統一 |
冷却機構には、大型ファン3基と7本のヒートパイプを組み合わせた「Cooler Boost Trinity+」が搭載されるほか、液晶パネルは17.3インチでノングレアタイプの4K(3,840×2,160)を採用。そのほか、メモリ容量16GB(DDR4 8GB×2)、ストレージは1TB SSD(512GB×2/M.2 NVMe)を実装。ネットワークはギガビットLAN+Wireless AC 9560を搭載する。さらに、クリエイターにとって使用頻度の高い、外付け大容量SSDや4K/8Kビデオカメラ、DTM等プロ向け音楽機器、4K液晶タブレットなどが接続できるThunderbolt 3(Type-C)の標準搭載もトピックのひとつだ。
Thunderbolt 3とHDMIを搭載。さらにUSB3.2 Gen1 Type-Cも備えるなど最新インターフェイスを実装 |
本体サイズはW396.1×D259.5×H18.95mm、重量2.28kg(リチウムポリマー内蔵型4セル5,280mAhバッテリー含む)。ハイパフォーマンスながら、手軽に持ち運べるサイズに収まっている点もクリエイターにとっては嬉しい要素だろう。