2019.10.20 12:00 更新
2019.10.20 取材
最新のIntel第10世代Coreプロセッサー「Core i7-10710U」(6コア12スレッド/1.1GHz/最大4.6GHz)を採用する「Prestige」シリーズからは、デスクトップPC級の性能と高い拡張性に加え、強力な冷却システムを備える「Prestige 15」と、モバイルクリエイターノートPCとしてはトップクラスの高パフォーマンスと高機能を実現した「Prestige 14」が用意される。
15.6インチ液晶を採用する「Prestige 15」は、CPUに「Core i7-10710U」、GPUにMax QデザインのGeForce GTX 1650(GDDR5 4GB)を搭載する上位モデル。フルHD液晶ディスプレイ(1,920×1,080)を備え、メモリ容量16GB(8GB×2)の「Prestige 15 A10SC 026JP」(売価税込200,000円前後/10月下旬発売)と、4K液晶ディスプレイ(3,840×2,160)でメモリ32GB(16GB×2)の「Prestige 15 A10SC 025JP」(売価税込230,000円前後/オンラインストア限定/10月下旬発売)の2モデルがラインナップする。
高い性能ながら厚さ15.9mmで重量は1.6kgとコンパクトな「Prestige 15」 |
いずれも冷却機構には「Cooler Boost3」が採用されるほか、ストレージには512GB SSD(M.2 NVMe)を実装。ユーザーからリクエストが多かったThunderbolt 3(Type-C)とUSB3.2 Gen2 Type-Aコネクタは2ポート用意。高速化・大容量化が進むSDカードをサポートするSD 5.0対応のmicroSDカードリーダーも搭載されている。
強力な冷却性能によりCPUとGPUのパフォーマンスを最大限引き出す「Cooler Boost3」を採用。そのため排気される背面側はやや熱い | Thunderbolt 3(Type-C)は2ポート装備するなどクリエイター向けモデルらしいスペック |
本体サイズはW356.8×D233.7×H15.9mm、重量1.6kg。リチウムポリマー内蔵型4セル5,280mAhバッテリーによる駆動時間は最大16時間を誇る。
「Prestige 15」から機能を削減したライトモデル「Prestige 14」。CPUは「Core i7-10710U」で、GPUにMax QデザインのGeForce GTX 1650(GDDR5 4GB)を搭載、メモリ容量16GB(LPDDR3)の「Prestige 14 A10SC 165JP」(売価税込190,000円前後/11月上旬発売)と、GeForce MX 250(GDDR5 2GB)を搭載し、メモリ容量16GB(DDR4)の「Prestige 14 A10RB 250JP」(売価税込145,000円前後/11月上旬発売)の2モデルが用意される。
売価税込145,000円から購入できる「Prestige 14」 |
共通スペックで、ノングレア狭額縁デザインの14インチフルHD(1,920×1,080)液晶ディスプレイを採用し、ストレージには512GB SSD(M.2 NVMe)を実装。2ポートのThunderbolt 3(Type-C)やSD 5.0 対応のmicroSDカードリーダーを備える。
屋外にも持ち出せる重量1.29kg。ホワイトカラーはビジネスシーンでも違和感はない |
本体サイズはW319×D215×H15.9mm、重量1.29kg。リチウムポリマー内蔵型3セル4,600mAhバッテリーによる駆動時間は最大10時間。
MSI担当者いわく「ビジネスノートPCの従来モデルであるPS42シリーズがベース」とされるのが「Modern-14-A10M-477JP」(売価税込110,000円前後/10月17日発売)だ。液晶ディスプレイは狭額縁デザインを採用する14インチフルHD(1,920×1,080)で、厚さ15.95mm、重量1.19Kgの超薄型・軽量が最大のアピールポイント。
最新のl第10世代Coreプロセッサーを採用しつつ売価税込110,000円を実現したビジネスノートPC「Modern 14」。社内のプレゼンや会議などで重宝するHDMIもしっかり備える |
CPUはIntel第10世代Coreプロセッサー「Core i7-10510U」(4コア8スレッド/1.8GHz/最大4.9GHz)で、メモリは8GB(DDR4)、ストレージには512GB SSD(M.2 NVMe)を実装。映像出力はHDMI×1とシンプルながら、薄型ノートPCでは省略されがちなUSBポートは、USB3.2 Gen1 Type-C×2、USB3.2 Gen1 Type-A×2と充実した装備も特徴だ。
本体サイズはW322×D222×H15.9mm、重量1.19kg。リチウムポリマー内蔵型4セル3,290mAhバッテリーによる駆動時間は最大10時間。
発表会では、2015年から国内販売契約を結んでいるキヤノンマーケティングジャパン株式会社が運営する直販ECサイト「MSIストア」の開設も公開された。オンラインストア限定モデルやアウトレット品の販売も行うなど、直販サイトならではのアイテムも揃えていくとしている。
「MSIストア」。クリエイター向けPCやビジネス向けPC、ゲーミングPCの拡販、顧客層の拡大を目指す |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社: https://jp.msi.com/
キヤノンマーケティングジャパン株式会社: https://cweb.canon.jp/corporate/