2019.10.31 13:15 更新
2019.10.31 取材
いまやすっかりキーボードが名物の一つになっている上海問屋から、最新作の「日本語86キーコンパクトメカニカルキーボード(DN-915869)」が登場。コンパクトサイズながら、ファンクションキーや機能キーまで搭載した“詰め込み”傾向な配列は、ひょっとしたら賛否両論?担当の梶間さんに新作キーボードの狙いを聞いてみることに。
快適で面白いコンパクトキーボードを企画するのは、趣味と実益を兼ねた(?)大事な業務になっています。約1年前に発売された「日本語73キー コンパクトメカニカルキーボード(DN-915598)」は、おかげさまで入荷と完売を繰り返す人気モデルに。そしてこの度、またもやコンパクトキーボードの新作を発売することになりました。
それがこちらの「日本語86キーコンパクトメカニカルキーボード(DN-915869)」です。86キーを搭載したフルピッチのテンキーレスキーボードなんですが、ご覧の通りファンクションキーと矢印キー、さらに主要な機能キーも揃ったレイアウト。海外ではそれなりに目にすることがある、コンパクト向けの“詰め込み配列”です。
73キーのモデルよりさらに短くなりつつ、搭載キーの多様さはこちらが上。ただし詰め込み仕様の関係上、Enterキーのすぐ右に機能キーが迫っていたり、矢印キー周辺も窮屈だったりと、タイプミスを嫌う人には敬遠されそうな印象です。しかしながら個人的には、右側エリアの使用頻度が比較的少ない、ゲーム向けに特にプッシュしたいモデルなんですよ。
Nキーロールオーバーやアンチゴーストといったゲーム向けの機能はしっかり搭載していて、何よりゲームでも使用する機会が多いファンクションキーが付いているのが嬉しい。もちろんお仕事で使う人にとっても、右端にある独立した機能キー(Page Up/Downなど)は役に立つハズです。
実はここしばらく私も業務用キーボードとして使っていまして、この配列にもだいたい一週間ほどで慣れました。配列に賛否両論あって、刺さる人には刺さる。そんなモデルじゃないでしょうか。
ちなみにキースイッチは、滑らかでマイルドなリニアスイッチのGateron赤軸。打ち心地も最高です。設定変更できるDIPスイッチ付きで、ケーブルは脱着式。筐体もチルトスタンドもだいぶしっかりしていて、相変わらずお値段以上なクオリティに仕上がったんじゃないかと思っています。73キータイプとはまた違ったベクトルのコンパクトキーボードですが、こちらも人気が出てくれると嬉しいですね。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
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