2019.11.15 19:00 更新
2019.11.15 取材
第10世代Core-Xシリーズに対応する、Intel X299チップ搭載のウルトラハイエンドマザーボード「ROG Rampage VI Extreme Encore」がASUSから発売された。店頭価格は税込88,800円前後。
Core i9-10980XEのパートナー候補に挙げる声も多かった、ASUS製X299マザーのウルトラハイエンド「ROG Rampage VI Extreme Encore」が発売 |
先月に国内向けリリースが打たれてから、発売が待たれていたASUSのX299マザーボード「ROG Rampage VI Extreme Encore」が登場。E-ATXフォームファクタを採用するウルトラハイエンドモデルで、「Core i9-10980XE」など第10世代Core-Xシリーズのオーバークロックを可能にする強靭な電源回路、豪華な搭載機能を特長とする。
最大のトピックは、CPUソケットやメモリスロットの上部を占有する16フェーズの電源回路。Infineon製レギュレータ「TDA21472」や10Kコンデンサ、8pin×2の「ProCool II」補助電源コネクタなどを備えるほか、冷却ファン付きの大型ヒートシンクを搭載する贅沢な構成だ。最大TDP165Wに達するCore Xシリーズのオーバークロックを見据えた装備で、店頭でも「最上位のCore i9-10980XEを載せるなら、これくらいのマザーボードを使いたい」という声が多く聞かれた。
I/Oカバー上に搭載された、システム情報を表示する小型OLED。メモリスロット横に実装されているのは、M.2拡張基板「ROG DIMM.2 Card」用スロット(48レーンCPUが必要)だ |
Wi-Fi 6や10ギガビットLANを搭載、USB3.2 Gen.2ポートもデュアル実装する。なお、マザーボード背面にはバックプレートが装着されている |
また、システムの状態を表示できるColor OLEDを一体型のI/Oカバー上に備えるほか、マザーボード上と合わせて最大4つのM.2スロットが使える拡張基板「ROG DIMM.2 Card」が同梱。最新無線規格のWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応し、Aquantiaチップの10ギガビットLANを搭載するなど、ネットワーク機能も充実している。
そのほか、オーディオ回路はS1220チップとSABRE9018Q2Cによる「Supreme FX」、RGBイルミネーション「Aura Sync」、自動のCPUオーバークロック機能「AI Overclocking」などを搭載。スロット仕様などの詳細については、こちらのプレスリリースを参照のこと。
第10世代Core-Xシリーズ向けに開発された、後期X299マザーボードの本命。OC常時運用も想定した全部入り仕様は、店頭でも評価が高い |
なお販売しているのは、パソコンショップアーク、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.、ドスパラ秋葉原本店、パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店の各店だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/Tawashi
ASUS JAPAN株式会社: https://www.asus.com/jp/