2020.01.11 02:13 更新
2020.01.11 取材
Micro-Star Int'l Co.,Ltd.(MSI)は、CES 2020に合わせてAMDの最新モバイルCPU Ryzen Mobile 4000シリーズと、Radeon RX 5000Mシリーズを搭載する「Bravo 15」などの新作ノートPCを発表した。本項では速報ダイジェストでは伝えきれなかった注目製品を紹介していく。
「Ryzen 7 4800H」と「Radeon RX 5500M」を搭載した「Bravo 15」の展示機 |
CPU、GPUとも7nmプロセスの製品を使用していることから、“7nm Technology Gaming Laptop”のキャッチコピーが使われていた |
「Bravo 15」は、昨年10月に発表された15.6型ゲーミングノートPC「Alpha 15」の後継モデル。CES 2020に合わせて発表された、AMDの最新モバイルCPU Ryzen Mobile 4000シリーズと、ノートPC向けGPU Radeon RX 5000Mシリーズを組み合わせた製品だ。先日レポートをお届けしたプロダクトキーノートの時点では全く言及がなかったが、これはAMDのプレスカンファレンス前のイベントで、Ryzen Mobile 4000シリーズが未発表だったためだと考えられる。
1月6日に実施されたプロダクトキーノートの会場が、そのまま展示ブースとして利用されている。7日に改めて足を運んだところ、新たな製品を見つけることができた |
CPU、GPUとも7nmプロセスの製品を採用していることから、「Bravo 15」のキャッチコピーは“7nm Technology Gaming Laptop”。展示機には「Ryzen 7 4800H」および「Radeon RX 5500M」が搭載されていたが、スペックの異なるSKUが複数販売される見込み。担当者に確認したところ、GPUは「Radeon RX 5500M」の他「Radeon RX 5300M」が選択でき、OSはWindows 10 HomeもしくはWindows 10 Proがプリインストールされるという。
液晶の解像度はフルHDで、垂直同期技術AMD FreeSyncに対応する | キーボードには赤色のバックライトが内蔵されていた |
液晶パネルの解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)で、垂直同期技術はAMD FreeSyncに対応。リフレッシュレートは144Hzおよび120Hzの2種類がラインナップする予定。またキーボードには赤色のバックライトが内蔵されていた。なお国内投入時のローカライズについては現時点不明だが、「Alpha 15」をはじめこれまでにMSIから投入された製品を考えればしっかりと対応してくれるだろう。
USB3.2 Gen.2 Type-CやHDMI、ギガビットLANなどのインターフェイスは側面に配置 |
天板には鳥をイメージしたシリーズロゴを配置。また背面部は全面通気口で、インターフェイスは実装されていなかった |
販売は2020年第2四半期までに開始される予定で、価格は未定。なお、AMDのカンファレンスで発表されたノートPC向け新テクノロジー「AMD SmartShift Technology」への対応をスタッフに確認したところ、可能性はあるものの詳細は不明とのこと。また製品の展示はなかったものの、17型液晶を搭載する「Bravo 17」も準備中だ。
既存モデル「Alpha 15」も展示されていた。「Bravo 15」と比較すると、天板ロゴの質感やキーボードバックライト、タッチパッドなどの仕様が異なる |