2020.01.12 00:00 更新
2020.01.12 取材
近年は液晶ディスプレイのラインナップ拡充にも熱心なMicro-Star Int'l Co.,Ltd.(MSI)。CES 2020ブースレポートのラストは、1月6日のキーノートで軽く紹介した、OLEDサブディスプレイを備える38型曲面モデル「Optix MEG381CQR」や、ゲーミング用途を想定したモバイルディスプレイ「Optix MAG161」などディスプレイ関連製品を紹介していこう。
「Optix MEG381CQR」 |
「Optix MEG381CQR」は、37.5型、曲率2300RのIPSパネルを採用するゲーミングディスプレイだ。解像度は3,840×1,600ドット(アスペクト比21:9)で、リフレッシュレート144Hz、応答速度は約1msとされ、パネルの性能は極めて高い。またディスプレイ下部にはLEDエフェクトによりゲーム中の状態を判別できる「GameSense」も搭載しており、同社の新たなフラッグシップとして位置づけられるであろう製品と言える。
「GameSense」機能を備える画面下部のLEDバー。「CS:GO」や「Dota2」といった人気ゲームで、LEDの発光エフェクトにより受けたダメージの量などの状況把握が可能になる |
もうひとつの特徴は、本体のベゼル左下部分に実装されたOLEDディスプレイと、その横にある物理ダイヤル「Control Dial」により、ディスプレイの設定変更やLED制御ができる「HMI(Human Machine Interface)」の採用だ。ダイヤルは前後の回転と押し込みが可能で、キーノートレポートで紹介した「MSI MEG Aegis Ti5」の「Gaming Dial」に近く、「MSI Commander Unit」(MCU)を介した地域の天候情報の閲覧、対応ゲームでのキャラクター情報閲覧など、単なる設定変更にとどまらない活用が可能なようだ。
画面左端に実装されたOLEDサブディスプレイ。対応ゲームは不明だが、「GameSense」と同じようにゲーム内状況の把握できるらしい。併用することでさらに快適なゲーム環境を構築できる可能性がある |
「Control Dial」の回転や押し込みで表示情報が変化。実際にゲームに活用するかどうかはともかく、設定変更はしやすそうだ |
その他詳細なスペックは不明で、価格や発売時期に関しても未定とのこと。