2020.01.16 12:00 更新
2020.01.16 取材
JR秋葉原駅からすぐのニュー秋葉原センター内に、プログラマー目線で作られた作業スペース「ギークライブラリー秋葉原」がオープンしている。周囲をちょっと変わったお店に囲まれた、まさに隠れ家的なスポットだ。
場所はニュー秋葉原センターの2階。初見では「本当にここでいいのかな?」と戸惑ってしまう、カオスなエリアに位置している |
「ギークライブラリー秋葉原」(所在地:東京都千代田区外神田1-16-10 ニュー秋葉原センター32号)は、ニュー秋葉原センター内にオープンしたプログラマー向けの自習室・コワーキングスペース。昨年11月にプレオープンし、設備を拡充しながら1月に入って正式オープンを迎えた。
デュアルディスプレイを備えた作業ブースなど、一般的なコワーキングスペースに比べて、プログラミングに適した作業環境が揃っているのが特長。各ブースは深い仕切りを設けた半個室型になっており、プログラミングだけでなく研究や語学学習、資格勉強に利用しているユーザーも多いという。
ちなみに添い寝屋やメイドマッサージ店、女装コスチューム店と同じフロアにあるという、ややカオスな立地。「ちょっと怪しさがある、異空間的な場所」(管理人)に位置した非日常感と、内部の落ち着いた空間がほどよいギャップになっている。
ゆったりしたBGMが流れる、やや薄暗いフロア内。「余計な視覚情報を排除して、目の前のディスプレイに集中できる環境になるよう工夫した」という。自宅では集中できない人にピッタリ |
深い仕切りを設けた半個室型ブースが並ぶ。プログラミング向けに特化した参考書籍は現在400冊ほどを所蔵、利用者は自由に閲覧できる |
デュアルディスプレイを備えた120cm幅のブース(4席)が一番人気。ちなみにデスク高は、全ブース共通でタイピングしやすいやや低めの高さにセッティングされている |
最も席数の多い90cm幅のブース(11席)。一般的なコワーキングスペースのブースより広めで、本を開きながらノートPCを置いても余裕がある | 気分転換したい際に最適な、スタンディングデスクの作業スペースも用意されている |
各ブースにはノートPCの外部出力用に最大2台の23.8型ディスプレイ、コンセント+USBポートが設置されているほか、フロア内はWi-Fi完備(500Mbps以上)。ユーザーは空いているブースを自由に利用できる。飲食は持ち込み自由だが、「匂いの強いものなど、周囲に迷惑がかかるものは遠慮してもらっている」とのこと。席では半田付けなどの電子工作も可能という。
日中は無人で営業しており、Webで申し込み、郵送された入退室カードを使用して入室する仕組み。営業時間は9:00~23:00で、「平日限定プラン」や「土日限定プラン」といった、自分に適したプランを申し込んで利用する。月額料金は税抜7,000円から(現在は割引適用中)。
作ったコンテンツなどを展示できるアウトプットブースやロッカーなど、オプションも用意。全部入り「純プレミアム」プランでは、こうしたオプションがすべて利用できる |
「普通のコワーキングスペースに物足りなさを感じている人に使ってほしい」と語る、管理人の長嶋さん |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ギークライブラリー秋葉原: https://www.geeklibrary.jp/