2020.06.02 00:55 更新
2020.06.01 取材
「TG」シリーズなら、購入直後のCPUクーラーのように、サーマルグリスをキレイに塗布できる |
Thermaltake製サーマルグリスでは久しぶりの新作となる「TG」シリーズ。製品にはヘラに加え、専用の「蜂の巣型ステンシルシート」が付属。CPUにシートを貼り付けて、その上からサーマルグリスをヘラで伸ばすことで、初心者でもキレイに必要量のサーマルグリスが塗布できるというもの。これによりグリス不足や、塗り過ぎによるはみ出しを防止できるワケだ。
「蜂の巣型ステンシルシート」を使い塗布することで、CPUのヒートスプレッダ全体にバランス良くサーマルグリスが伸びていく |
「蜂の巣型ステンルシート」はAMD/Intel両対応で、使用後にグリスを拭えば使いまわしも可能。現時点で熱伝導率などは明らかにされなかったが、製品ラインナップは下位モデル「TG-30」と、上位モデル「TG-50」の2種で、いずれもダイヤモンドパウダーが混合されているとのこと。グローバル市場向け発売は6月下旬開始予定で、市場想定売価はそれぞれ9.99ドルと13.99ドル。
製品ラインナップは「TG-30」と「TG-50」の2種。国内発売も予定されているが、価格や発売時期は現在調整中だ |
「TOUGHFAN 12」は、Noctua「NF-A12x25」シリーズの対抗を謳う120mmファン。これまでより摩耗に強く、振動の少ない「第2世代油圧ベアリング」や、回転時の膨張や歪みに強い超硬質素材「LCP」を使用するインペラを組み合わせることで、最大回転時でもブレがほとんど発生せず、静音動作が可能になるという。
「TOUGHFAN 12」では振動が抑えられているため、フル回転(2,000rpm)させている上に物をおいてもほとんど揺れることがなかった |
主なスペックは回転数が500~2,000rpm、最大風量58.35CFM、最大静圧は2.41mmH2O、ノイズレベルは22.3dBA、製品寿命は40,000時間。グローバル市場向け発売は7月中旬で、価格は1個パックが19.99ドル、2個パックが34.99ドル。なおこちらも国内発売を予定しており、早ければ年内にも発売開始。価格はそれぞれ3,000円前後と5,000円前後になる見込みだ。
フロントとリアの9灯ずつ、計18灯のアドレサブルRGB LEDを搭載する「Pure Duo」シリーズ。ブラックとホワイトの2色で、サイズは120mmと140mmが用意される | 単色LEDの低価格モデル「Pure A」シリーズ。カラーはホワイト、レッド、グリーン、ブルーの4色で、こちらもサイズは120mmと140mmが用意される |
負荷率50%で94%以上の電源効率が求められる80PLUS TITANIUM認証を取得した「TOUGHPOWER TF1」シリーズ。イルミネーション機能はあえて省略し、より実用性を重視した設計も特徴だ |
「TOUGHPOWER TF1」シリーズは、80PLUS最上位である80PLUS TITANIUM認証を取得したフルモジュラー仕様の電源ユニット。エンスージアストやオーバークロッカーをターゲットにした製品で、ICチップをはじめとした全てのパーツをエアフローのよい基板表面に実装することで、フルロード時でも効率的な冷却ができるという。
電源ユニットの多くは、スペースを確保するため基板の両面にパーツが実装されているが、「TOUGHPOWER TF1」シリーズでは、全て表面に実装されている |
またコンデンサには品質に定評のある日本メーカー製105℃品を採用。さらに低負荷時にファンの回転を停止するセミファンレス機能「Smart Zeroファンモード」や、過電圧・過電流などの各種保護回路、Active PFC回路などを搭載する。製品保証は10年間。グローバル市場向けには9月中旬発売予定で、市場想定売価は370ドル前後。なお国内発売については現時点調整中だ。
奥行きを140mmの抑えた80PLUS PLATINUM電源ユニット「TOUGHPOWER PF1」。容量は650W、750W、850Wの3モデル | アドレサブルRGB LEDを搭載した80PLUS GOLD電源ユニット「TOUGHPOWER GF2 ARGB」。容量は650W、750W、850Wの3モデル |
80PLUS BRONZE認証電源ユニット「TOUGHPOWER BM2」。容量は450W、550W、650W、750Wの4モデル | SFXサイズの80PLUS GOLD認証電源ユニット「TOUGHPOWER SFX」。容量は450W、550W、650Wの3モデル |