2020.06.19 19:32 更新
2020.06.19 取材
思わぬ掘り出し物に出会える「秋葉原最終処分場。」で、Intelの16bit CPU「Intel 8088」を発見。まさかの未使用品で、単品での購入はもちろん、レール買いも可能だ。
1979年に発表されたIntelの16bit CPU「Intel 8088」が「秋葉原最終処分場。」で販売中だ。
パッケージは40pin DIPで、シルク印刷を確認すると製造国はマレーシアのようだ |
「Intel 8088」は、初のx86アーキテクチャ採用CPU「Intel 8086」の廉価版として投入された製品で、外部データバスが16bitから8bitに削減されているのが特徴。なお動作クロックは5MHz、8MHz、10MHzの3種類だが、今回発掘された「D8088-2」はおそらく8MHz品になる。
「Intel 8088」では外部バスが8bitに制限されていることから、8bit CPUとして扱われる事もあったという |
今回発売されているのはまさかの未使用品で、単体での購入の他、8~9個のCPUがセットになったレールでの購入も可能。価格は前者が税抜500円、後者は税抜2,000円で、在庫は約30レールあるという。
最近のCPUと違い縦長のため、レール風トレイに収納された状態で発見された「Intel 8088」。在庫は約30本 |
正直今となっては、使い途はほぼ無いだろうが、きれいな状態の個体もあるのでコレクターズアイテムとしては良さそうだ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/取材 絵踏 一
秋葉原最終処分場。: https://junk.co.jp/
Intel Corporation: http://www.intel.com/