2020.07.06 12:00 更新
2020.07.06 取材
【第54回】暑さと寒さ、午前中に弱いアキバ取材班Bが、秋葉原のショップ店員にコッソリ聞いた、オススメの飲食店を紹介する「アキバのごはん」。今回は、たっぷりの背脂がクセになるラーメンを食べに「ごっつ 秋葉原店」に行ってきます。
さぁて今日はラーメンにしようと、昭和通りを歩いていました。向かった先は「ごっつ 秋葉原店」。亀戸に本店がある、いわゆる“背脂チャッチャ系”のラーメンが食べられるお店です。毎日食べるにはちょっとキツいゴテゴテなラーメン、おそらくこれ以上暑くなってからでは食べられなくなるのでは・・・という不安から、久しぶりに足を伸ばすことにした次第です。
早速入り口の券売機でメニューを物色、最もスタンダードな「しょうゆラーメン」に決めました。プラス100円の大盛りを追加して、お会計は税込870円です。まぁ、普通の醤油ラーメンではないんですけどね。
そして席についてお姉さんに食券を渡すと、まず背脂の量を聞かれます。標準の“ごっつ”ですでに脂多めになっていて、さらに脂マシな“ごてごて”か脂控えめな“さっぱり”を選ぶというシステム。“ごてごて”はかなり脂多めなので、基本的に“ごっつ”で問題ないと思われます。
ちなみに麺も中太麺か細麺かを選ぶことができるのですが、大抵のお客さんと同様に中太麺を指定。さらに具材の量も自由にオーダーできるので、今回はネギ増しで注文することにしました。
待つこと10分少々、山盛りのネギがのった「しょうゆラーメン」の到着です。まずはお店のアイデンティティでもある、背脂がたっぷり泳いでいるスープをひとすくい。強烈なしょっぱさのスープと、背脂の甘みがいい具合にマッチしています。この背脂たっぷりなスープのおかげで、見た目の量以上に満腹感が得られるんですよね。スープに馴染んだチャーシューも美味し、特に空腹時にはガツンとくる味わいです。
そしてこれまた大量に入った野菜と一緒に、もちもちした中太麺を勢いよくすすっていきます。そういえば以前に「ごっつのラーメン一杯には、一日に必要とされる量の野菜が入っている」的なPOPを見たことがありましたが・・・脂と塩はいったい何日分が入っているんでしょうか(笑)。
そんな一抹の罪悪感を胸に食べ続けていくわけですが、次第に強烈なしょっぱさ(と脂)の威力に押されてきたりします。そんな時は、“サッパリ割りスープ”で味変しましょう。ラーメンに割りスープとはどういうことなの・・・とツッコミを入れたいところですが、これでまともにスープが飲めるようになります。ちなみにお店のオススメは、玉子やネギが入った“特製割りスープ”。味を薄めるのではなく、ゴテゴテなスープをさらに味わいたいという、上級者向けのオプションですね。
さてそんな「ごっつ 秋葉原店」の営業時間は11:00~翌4:00まで。アキバでは結構貴重な、深夜まで営業しているラーメン屋だったりします。でも夜にこんな罪深きラーメンを食べて、本当にいいんでしょうか?
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ごっつ 秋葉原店: http://gottu.jp/