2020.07.23 12:00 更新
2020.07.23 取材
Windows OSベースの汎用システム基板「exA-Arcadia」のプレイアブルデモが東京ラジオデパートのKVClab.にてスタート。一般向けの受注販売も行っており、単体モデル税抜250,000円から購入できる。
初期ロットが早々に完売したことで話題になった、アーケード向けシステム基板「exA-Arcadia」の店頭販売が開始。プレイアブル環境も用意されている |
「exA-Arcadia(エクサ・アルカディア)」は、株式会社Show Me HoldingsおよびexA-Arcadia PTE. LTD.が開発した、WindowsベースのJVS規格汎用システム基板。昨今のアーケードビデオゲームで主流になっているネットワーク接続によるプレイごとの課金(従量課金)が不要で、完全な“買い切り”で利用できる。従量課金が大きな負担となる中小ゲームセンター事情に配慮した仕様が特徴だ。
中身はほぼPCそのものといった「exA-Arcadia」の本体 |
画面出力は最大4K解像度の液晶ディスプレイと31kHzブラウン管ディスプレイに両対応するほか、メーカー各社のI/Oコンバータが利用可能。4本のゲームROMスロットを備え、最大4つのタイトルを同時に稼働できる。
システムはまさにWindows OS搭載のPCといった構成で、CPUはIntel Coreシリーズ、メモリはDDR4-2400 8GB、GPUはNVIDIA GeForceシリーズを内蔵。ネットワーク経由でのアップデートにも対応する。
ゲームROMスロット4本を搭載し、JVS規格およびI/Oコンバータによる旧JAMMA規格に対応。それ以外のインターフェイスはPCとそれほど変わらない |
細長いゲームROMスロット。システム基板とはPCI-Express(x1)で接続されているようだ |
KVClab.では、「exA-Arcadia」の単体モデル(基板・マザーボード)を税抜250,000円、ソフト1本付きセットを税抜350,000円から、ソフトキット単体を税抜145,000円から販売中。受注販売で、納期は注文後約1ヶ月とのこと。
なお現在のところ、ソフトキットは「アキリアスEXA」や「INFINOS EXA」、「風雷の騎士団」、「功夫VS空手道」を販売。「exA-Arcadia」向けには、今後「怒首領蜂最大往生 EXAレーベル」などの注目タイトルもリリースを控えている。
最大4本のタイトルの同時稼働が可能。なおショップによれば、「デモプレイは一人3分程度でお願いします」とのこと |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
KVClab.: https://kvc.jp/