2020.07.27 12:00 更新
2020.07.27 取材
【第57回】暑さと寒さ、午前中に弱いアキバ取材班Bが、秋葉原のショップ店員にコッソリ聞いた、オススメの飲食店を紹介する「アキバのごはん」。今回は、行列の絶えない駅前の絶品ラーメン店「麺処 ほん田」に行ってきます。
いつもよりちょい早めにアキバ入り、向かった先は秋葉原駅からすぐの「麺処 ほん田」です。ラーメン愛好家の人には、もはや説明は不要でしょう。ラーメン界の若きカリスマとして知られ、“天才”とも称される本田裕樹さんのお店。かつての本拠・東十条からアキバに移転してきたのは、4月半ばのことでした。毎日決まって行列ができているのは、東十条時代から変わりませんね。
ちょうど到着した頃には、10人少々の行列ができていました。まずはルールに従いそのまま末尾に合流、途中でタイミングをみて店員さんが声をかけてくれるので、そこで食券を購入します。アキバ移転に際して大胆にメニューを刷新したことでも知られていますが、今回のお目当てはつけ麺。ラーメン好きなショップ店員に勧められていた「特製醤油つけ」(税込1,600円)にしました。
そして店員さんから「500gくらいですよ」と教えてもらったプラス350円の“特盛”を追加、お会計は税込1,950円です。ちょっと贅沢すぎるお昼ごはんになってしまいそうですが、この強気なお値段のワケは、食べながら理解することになります。
結局並び始めから20分くらい待ったでしょうか。席に案内されて、さらに10分ほど。バッチリ時間を確保しておかないと、大変なことになりますね。先に提供されていた藻塩とスダチに続いて、お待ちかねの「特製醤油つけ」が運ばれてきました。キレイに束ねられた麺しかり、佇まいからして品がありますね。
その麺をほぐしながら藻塩を絡め、ややとろみのある濃厚な清湯系スープに浸して食べていきます。自家製麺を使ったストレート麺はのどごし良好、そして何より濃い口で旨味たっぷりなスープが美味しい!名物の窯焼きチャーシューをはじめ3種のチャーシューと、さらに鶏チャーシューを加えた合計4種のチャーシューが入っているという、贅沢極まる構成。こんなにウマい肉がたっぷり入ったつけ麺には、そうそう巡り会えません。
なんとも上品かつ豪勢なつけ麺、食べ終わるのがもったいないなぁなどと思っていたら・・・器にはまだかなりの量(笑)。500gにしてはちょっと多くないかな?と思いつつ、未練が残らないくらいお腹いっぱいになれました。次は大盛でよさそうな気がします。
さて、食べ終わるのを見計らってスッと差し出されたスープ割りを投入しつつ、最後は落ち着いた味わいに変わったスープを堪能。「使いたい素材がしっかり使えるように」という理由で、メニュー刷新と同時に値上げになったそうですが、それも納得ですね。
そんな「麺処 ほん田」の営業時間は、昼の部が11:30~15:00、夜の部は18:00~22:00まで。水曜が定休日になっています。東十条の本店跡地は二郎系に変身して営業しているそうですが、そちらにも行ってみたいですね。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
麺処 ほん田: https://twitter.com/YukiHonda_HND