2020.08.03 12:00 更新
2020.08.03 取材
【第58回】暑さと寒さ、午前中に弱いアキバ取材班Bが、秋葉原のショップ店員にコッソリ聞いた、オススメの飲食店を紹介する「アキバのごはん」。今回は、クセになる味わいの生姜醤油ラーメンを堪能すべく「青島食堂 秋葉原店」に行ってきます。
思い浮かべるだけで強烈に脳内に味が蘇り、ものすごく食べたくなってしまう。そんな料理ってありますよね。今回お邪魔する「青島食堂 秋葉原店」の生姜醤油ラーメンは、(個人的に)まさにそんな料理の代表格。正直なところ、この記事もだいぶツライ思いをしながら書いています。うーん、ものすごく食べたくなってきたぞ。
そんな話はさておき、タイミング次第では大行列になってしまうこのお店。その日はピークタイムを大幅に外した16時過ぎを見計らって来店、うまい具合に4人くらいしか並んでいません。それほど待たずに店内にすべりこみ、券売機で「青島チャーシュー 麺大盛」(950円)を購入します。チャーシュー50円増しと茹ホウレン草50円増しを追加して、お会計は税込1,050円でした。
そしてそのまま店内の待ち合いへ。頃合いをみて店員さんが「食券見せてくださ~い」と声をかけてくれるので、その場で厨房に向けて食券をかざします。ちょっと珍しい注文スタイルですよね。
食券を買ってから10分ちょっと、途中で空いた席に案内されて、空腹が限界になっていたタイミングで「青島チャーシュー(大盛)」がやってきました。単なる醤油ラーメンでも生姜ラーメンでもない、新潟長岡の名物になっている生姜醤油ラーメンです。
さて、早速レンゲを手にスープをぐいぐい味わっていきましょう。ガツンと濃い醤油の味、そして後に引くような生姜の風味がたまりません。まさにしょっぱ旨いとでも言いますか、かなりの塩気なのに、何度も口に運んでしまう魔力があります。たっぷり汗をかいた後だっただけに、染み渡るような美味しさ。この際身体にいいとか悪いとかは、あまり考えないようにしています。
やや縮れのある麺は柔らかめで、このスープとの相性は抜群。のどごしも良く、うまい具合にスープに絡んでくれて、スルスルと食べられます。そして山盛りに入ったチャーシューは、切落しや薄切りのような、ちょっと珍しいスタイル。これがまた肉々しく、濃いスープと相まってメチャ旨いのです。チャーシューは分厚いだけが正解じゃないんだな、と食べる度に実感させてくれますね。ほうれん草もメンマも、すべての具がいい仕事をしていて、とにかく満足度の高い一杯です。
さてそんな「青島食堂 秋葉原店」の営業時間は、11:00~18:00まで。火曜日が定休日になっています。カウンターのみ9席、ピークタイムは数十人の行列ができることもあるので、来店のタイミングを見計らいましょう。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一