2020.08.04 08:00 更新
2020.08.04 取材
家電のケンちゃんで販売されている、BAKUTEN工房の同人ハード「赤白ファミコン用 FCAV基板【ビデオ/疑似ステレオ出力キット】」が予想以上に売れているのだとか。担当の原田さんに聞いてみると、組み込みやすさや縦縞ノイズの少ない出来栄えが人気の理由らしい。
なにやら久しぶりのコレオシな気がします。そんなタイミングでちょうどよく、予想以上のヒット商品になった「赤白ファミコン用 FCAV基板【ビデオ/疑似ステレオ出力キット】」が再入荷してきました。もう3回目くらいの“おかわり”になるでしょうか。その名の通り、初代ファミコンを疑似ステレオ化できる改造基板です。
初代ファミコンのRF基板をビデオ出力に換装して、ステレオ再生っぽい奥行きのある音が表現できるようになります。ビデオ出力はRCA(コンポジット)端子、音声はステレオミニプラグで取り出す仕様。リアパネルが無改造でそのまま使えるのもポイントです。
ちなみにこうした“疑似ステレオ化”は昔から知られた改造で、単に同じことをやろうと思えば、200円くらいでやれたりもします。ただしまったく対策をしないと、とんでもなく縦縞のノイズが乗ってしまって、とてもプレイできません。その点でコレは、ほぼ気にならないレベルまで縦縞を減らせるのが素晴らしい。ぜひ店頭のデモ機でチェックしてみてください。
はんだ工作の難易度は中級者レベル、それほど苦労せずに組み立てられると思います。出力5V/1A以上のアダプタで動く、USB給電仕様に改造することもできますよ。
ちなみにこうしてビデオ出力できるようになったとして、“どの機器に繋ぐか”というのも大事なポイント。個人的には、コンポジット端子が付いている古いAQUOSテレビあたりを用意しちゃうのがオススメ。リサイクルショップで2,000円くらいで買える代物ですが、変換して出力するよりずっとキレイに映りますよ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926