クロックは100MHz下げ、価格は約1万円安

ようやく流通量が安定してきた第10世代Intel Coreプロセッサに新モデル「Core i9-10850K」が登場。10コア/20スレッドのシリーズ最上位「Core i9-10900K」の下位に位置づけられる製品で、ベースクロックが3.70GHzから3.60GHz、Max TurboクロックとThermal Velocity Boostクロックが5.30GHzから5.20GHzへとそれぞれ100MHzずつ引き下げられている。

「Core i9-10850K」。S-Specは「SRK51」

Intel vProやIntel Stable Image Platform、Intel Stable Image Platform Programなどのビジネス向け機能が省略されているものの、その他スペックは共通。コア数は10コア/20スレッド、キャッシュは20MB、TDPは125Wで、内蔵グラフィックス機能はIntel UHD Graphics 630（ベースクロック350MHz/最高クロック1.20GHz）を搭載する。

一部機能が省略されているものの、クロックが100MHz下がっただけで販売価格は「Core i9-10900K」（実売価格税抜65,455円）と比較して約10,000円ほど安い。入荷を確認した秋葉原の複数ショップでも「Core i9シリーズの売れ筋になる」と語る店員は多く、ハイエンド構成の自作マシンを組む際に選択される機会が増えることになりそうだ。

ツクモ系列のCore i9シリーズ価格表。「Core i9-10900K」とは約10,000円、グラフィックス機能非搭載の「Core i9-10900KF」との比較でも約4,000円ほど安い

21日（金）から販売しているのは、パソコンショップアーク、パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
Intel Corporation： https://www.intel.co.jp/