2020.08.24 12:24 更新
2020.08.24 取材
MSXを「PC-6601SR」用キーボードとして使用可能にするカートリッジ基板「Mr.PC Keyboard of MSX」が家電のケンちゃんにて販売中。技術系サークルの「にがHP」が手がける同人ハードウェアで、価格は税抜4,000円だ。
「Mr.PC」または“六本木パソコン”などのニックネームで親しまれた「PC-6601SR」の救済アイテム |
近年の中古・ジャンク市場で散見される、キーボードが欠品した「PC-6601SR」を救済するための同人ハードウェア。単体入手が極めて困難な本来の専用キーボードに代わり、入手の容易なMSXを“「PC-6601SR」用キーボード”として流用するためのカートリッジ基板だ。
MSXのスロットに基板を挿入して電源を入れるだけで、「PC-6601SR」用の赤外線キーボードとして機能するというシンプルな仕様。テレビ操作と電源キー以外のすべてのキー入力が可能で、Shiftキーやゲームキーの同時押しに対応する。BASICのSTICK,STRIG関数で状態取得が可能なほか、オートリピート(なし/低速/高速)も設定できる。
基板の表裏に赤外線LEDを実装。遮蔽物や距離に配慮しつつ、状態の良いMSXを用意しよう |
MSX側の対応機種は、MSX/MSX2/MSX2+/MSXturboR。なお、「PC-6601SR」の赤外線受光部は現在の受光素子に比べ感度が良くないため、使用する際は遮蔽物を置かず、可能な限り近距離で使用することが推奨されている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926