2020.08.29 13:56 更新
2020.08.29 取材
本日のコレオシは、ツクモパソコン本店の平田さんがオススメする、オールインワン型水冷ユニット、Fractal Design「Celsius+ S28 Dynamic」。種類がたくさんあり過ぎて、どのAIO水冷のを選んだらいいのか分からない。そんな人は是非参考にして頂きたい。
いままでいろいろなメーカーのオールインワン型水冷ユニット使ってきましたが、中でも気に入っているのがFractal Design。先代の「Celsius」シリーズも良かったですが、今買うなら今年発売された「Celsius+」シリーズがオススメです。
歴代モデルがそうだったように、今回も製造元はAsetek。第6世代の最新水冷ヘッドを採用しています。知る人ぞ知るOEMメーカーのAsetekですが、オールインワン型水冷ユニットを選ぶ際には重要なポイントです。しっかりした作りで、安い水冷ユニットに見られる”ポコポコ”といった水音や、ポンプからの異音などまったくありません。
増殖し続けるオールインワン型水冷ユニット。どれを購入したらいいのか迷う人は多いハズ |
もうひとつの推しポイントは、一体型ポンプヘッド部分に備えている回転数の調整ギミック。「AUTOモード」と「PWMモード」の切り替えはブロック部分を回転させて行う仕組みで、直接かつ手軽に調整できる点は非常に便利。ソフト制御の製品が多い中、貴重な存在と言えるでしょう。
ポンプ一体型のウォーターブロック。強化ガラスのトップパネルにはリング状のアドレサブルRGB LEDが内蔵されるほか、「AUTOモード」と「PWMモード」の切り替え機能も搭載(エルミタ的速攻撮って出しレビューより) |
ラジエターサイズは、240mm/280mm/360mmの3種類が用意されていますが、個人的にはPCケースが対応していれば280mmモデルがいいと思います。Ryzen 9やCore i9といったハイエンドCPUもしっかり冷やしてくれます。ラインナップはスタンダードな冷却ファンを採用する「Celsius+ Dynamic」と、アドレサブルRGBファンを搭載した「Celsius+ Prisma」がありますので、光る光らないはお好みで選ぶといいでしょう。
「Celsius+ Dynamic」と「Celsius+ Prisma」で全6モデルが揃う |
オールインワン型水冷ユニットとしてはお高めの部類ですが、水冷初心者からベテランユーザーまで、自信を持ってオススメできる良い製品です。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
Fractal Design: https://www.fractal-design.com/ja/
ツクモパソコン本店: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumo/