2020.09.08 16:00 更新
2020.09.08 取材
国内市場は5.25インチオープンベイモデルのみを扱う潔さ。MicroATX対応のミニタワーPCケース、Cooler Master「MasterBox MB400L」(型番:MCB-B400L-KG5N-S00)の販売が秋葉原各ショップでスタートしている。
8月31日付プレスリリースでご紹介済みの、新型PCケース「MasterBox MB400L」(型番:MCB-B400L-KG5N-S00)の販売がスタート。販売しているのは、パソコンショップアーク、パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.など。
MicroATX規格に対応するミニタワーながら、5.25インチオープンベイを標準装備。今やOSのインストールにも不要となってしまった光学ドライブだが、手持ち資産の継続利用はもとより、バリバリで現役という人は多いはず。国内市場で展開される正式なモデル名は「MasterBox MB400L WITH ODD」で、グローバル市場では用意のあるバリエーションモデル”ODD(Optical Disk Drive)なし”は取り扱わないという潔さがいい。
最近ではAMD A520チップセットがリリースされ、MicroATXマザーボードのラインナップが増えつつある。さらにRyzen PRO 4000シリーズで勢いが止まらないAMD人気も手伝って、自作派や販売ショップからの注目度も高い。
とある販売店のSTAFFからは「Ryzen PRO 4000シリーズで小型PCを組みたい人向け」といった声や、「デザイン面もクセのない5.25インチベイ付きミニタワーケースは、お客様にオススメしやすい」といった声も聞かれた。
フロントパネルはヘアライン加工済み。比較的安価ながら、ソレっぽく見えるデザインにも好感が持てる |
主なスペックは、ドライブベイが5.25インチオープンベイの他、3.5インチシャドウベイと2.5インチシャドウベイが各2段。拡張スロットは4段で、各有効スペースはグラフィックスカードが長さ344mmまで、CPUクーラーが全高166mmまで、電源ユニットが最大325mm(HDDケージを最後部に配置した場合は140mm)まで。
MicroATXサイズながら拡張性に優れているのも大きな特徴。ハイエンドマシンも構築できる |
冷却ファンはフロント120/140mmx2基、トップ120/140mmx1基、リア120mmx1基(標準装備)。対応ラジエターサイズはフロントが280mmサイズ(HDDケージと干渉する場合あり)または240mmサイズ、トップが120mmサイズ、リアが120mmサイズ。
フロントの両サイドとトップパネルに大きく通気孔を設けた良好な通気性もアピールポイント | 左サイドパネルにはケース内部のドレスアップに最適な強化ガラスが標準で装備される |
外形寸法は幅218mm、奥行き411mm、高さ410mm(突起部を含む)で、重量5.47kg。トップパネル右側に並ぶアクセスポートは、USB3.2 Gen.1×2、3.5mmヘッドセットジャック(オーディオ+マイク)x1を備える。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
Cooler Master Technology Inc: https://apac.coolermaster.com/jp/