2020.09.11 11:20 更新
2020.09.11 取材
PCエンジン用のRGB出力およびデータ保存メモリを搭載した、拡張デバイスキットの「RGBの声32【フルキット版】」が家電のケンちゃんに入荷している。技術系サークル「alpaca team」による同人ハードウェアで、価格は税抜6,800円。
PCエンジンの拡張バスに接続する拡張デバイス。店頭では(旧版ベース)ながら動作デモも行われている |
「RGBの声32」は、PCエンジンにRGB出力とデータセーブ機能を追加できる拡張デバイスキット。約3年前に発売された同人ハードウェアだが、ショップいわく「入荷したのは2年ぶりくらいかも」というブランクを経て久しぶりに再入荷。さらに今回は、専用アクリルパネルセットとケーブルキットがセットになった「フルキット版」として帰ってきた。
はんだ付けが必要な工作キット。基板やコンデンサ、ソケット、スイッチ類が同梱。整然と封入された抵抗各種が目を引く |
水平同期周波数15KHzに対応するディスプレイで表示可能なRGB出力を搭載。セーブデータ保存メモリには不揮発性のFRAMを使用し、「天の声2」と同様にセーブ対応ゲームでデータを保存できる。スイッチ切り替えにより、「天の声2」16台に相当するデータ量を保存可能という。そのほか、コンポジット映像・音声出力端子も備えている。
PCエンジンの拡張バスに接続して使用するデバイスで、初代PCエンジン、コアグラフィックス、コアグラフィックスⅡに対応。さらに動作未確認ながら「スーパーグラフィックスでも使える可能性がある」とのこと。
別売りだったケーブルキットに加え、専用のアクリルパネルセットも同梱。追加で何かを購入する必要がない |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926
製品情報(alpaca team): https://sites.google.com/view/alpaca-team