2020.09.12 15:53 更新
2020.09.12 取材
本日のコレオシは、まもなく発売される期待の新GPUNVIDIA「GeForce RTX 30」シリーズを取り上げる。正式発表により明らかとなったスペックや本体カードにまつわる思いの丈を、発売直前の各ショップの店員に聞いてみた。
「速い、熱い、デカイの3拍子が揃った、いかにもハイエンドといったところが最高。ヒートシンク形状や冷却機構が好きな自分としては、Founders Editionのエアフローを興味深く見ていました。各社から発売予定の製品も3連ファン採用の大型モデルばかり。VGAクーラーの技術力が試されると思いますので、そのあたりも楽しみにしています」(大手ショップ店員)
「ワクワクしながら夜中の発表会を視聴していました。店員の立場で感想を言うと、インターフェイスはPCI-Express4.0のため、またRyzenが売れるかなと。NVIDIAの最新GPUのためにAMDのCPUを買う時が来るとは、なんとも感慨深いですがこれも時代でしょう」(大手ショップ店員)
「GeForce RTX 2080を買った時、3年は持つかなと思ったんですけどね。これからいろいろなベンチマークが出てくるのを待ちますが、公表通りの性能だとすると買い替えは確定です。新型Ryzenも出ますし、年末にかけて散財する姿が今から目に浮かびますよ(笑)」(ショップ店員)
「発表されたPS5のスペックの高さを見たとき、ゲーミングPCがいらない時代が来るのかなと少し心配していました。しかし今回のGeForceを見てそんな心配は吹っ飛びましたね。GeForce RTX 3080でもGeForce RTX 2080との比較で2倍の性能。やっぱりゲーミングマシンの最高峰はPCという時代がまだまだ続くという事です」(大手ショップ店員)
「性能を見れば価格はそれほど高くはないと思います。たしかにレイトレに対応したフォートナイトは凄いですが、グラフィックスカードに10万円を使える人は限られます。まだまだ年内は3万円~5万円クラスのGeForce RTX 20シリーズが主力になるでしょう」(グラフィックスカード担当店員)
「今回のFounders Editionもカッコいいですねぇ。発熱が高いという事なので今から水冷化が楽しみです。DIY水冷のヘッドも多数出てくるでしょう」(ショップ店員)
「性能の高さと同時に発熱の高さが話題になっていますね。ケース内のエアフローは今まで以上に気を使う必要がありそうです。ハイエアフロータイプのPCケースや冷却ファン、1,000Wクラスの電源ユニットの在庫は今から気を付けて発注しておこうかと考えています」(PCケース担当店員)
単体販売を希望する声は多いものの、残念ながら今回も国内展開の予定はないFounders Edition |
「個人的に大鑑巨砲主義的な今回のGeForceは好きですね。PCケースやCPUクーラーなど関連パーツにも気を使う必要がありますし、自作のやりがいもあるというものです。買ったはいいけど、ケースのサイドパネルが閉まらない、電源容量が足りないというお客様も少なからず出てきそうです」(大手ショップ店員)
「売る側の立場から言うとGeForce、特に登場したての製品は黙っていても売れますから。深夜販売をやるなんてウワサもありますし、17日は久々に盛り上がるかもしれません。個人的にはおそらくラインナップされるであろう、GeForce RTX 3060あたりが出ると、かなり売れるんじゃないかと思います」(ショップ店員)
「一番人気はGeForce RTX 3070で決まり。GeForce RTX 2080 Tiを超える性能が8万円くらい(あくまで想定)で買えれば、これは誰だって欲しいでしょう。Zen 3アーキテクチャを採用する次世代RyzenとGeForce RTX 30シリーズという組み合わせが、最新PCのトレンドになりそうです」(ショップ店長)
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi