2020.09.21 12:00 更新
2020.09.21 取材
【第64回】暑さと寒さ、午前中に弱いアキバ取材班Bが、秋葉原のショップ店員にコッソリ聞いた、オススメの飲食店を紹介する「アキバのごはん」。今回は、よくばりな合体メニューを食べるため、駅前のお蕎麦屋さん「名代 富士そば 秋葉原電気街店」に行ってきます。
空腹を手早く満たせる僕らの味方。駅前すぐのお蕎麦屋チェーン「富士そば」のことです。主に忙しい時に蕎麦やうどんをかき込んでタッチアンドゴー、な利用スタイルだったのですが、実は前から気になっていたメニューがあったんです。さて、そのお目当てを食べに「名代 富士そば 秋葉原電気街店」に立ち寄ることにしましょうか。
変わり種なメニューもチラホラやっている富士そばですが、ウインドウの中心でやたらと自己主張していた「よくばりコンボ」、コレが気になっていました。ワンプレートにカレーとカツ丼と豚肉を盛り付けた、文字通り“よくばり”な食べ物ですね。なぜ人は、こういうあざといメニューに惹かれるんでしょうか。ちなみにお会計は税込720円でした。
厨房の店員さんにチケットを渡すと、それほど待たず5分ほどでコール。「よくばりコンボ」を運んで席に戻ります。あらためて目の前にやってくると、なかなかダイナミックな見た目ですね。お腹も空いているし、遠慮は無用。さっそくかぶりついていきます。
カレーはいわゆる“お蕎麦さんのカレー”で、味付けは甘め。なんともホッとする味わいです。そして中央に鎮座しているのはカツ丼。決してカツカレーのカツではなく、カツ丼に載るはずの具がそのまま上に座っている感じ。卵と玉ねぎ、だしの甘さが美味です。カレーとカツ丼を同時に食べるという、あまりない機会に恵まれているというワケですね。
そして向かって左端の豚肉は豚しゃぶ丼に使われる肉のようで、この中では最も味付けが薄め。ちょうどいいアクセントとして合間に食べるもよし、カレーに混ぜて一緒に食べてもいい具合です。私はカレーに投入しましたが、色んな食べ方が楽しめるメニューだと思いました。満足度はかなり高めです。
ちなみに(他の店舗はどうか分かりませんが)量はそれほどでもないので、可能なら大盛りをプラスしたいところ。好みのそば・うどんを並べて、豪華さアップを狙ってみるのも良さそうです。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
富士そば: https://fujisoba.co.jp/