2021.01.06 00:00 更新
2021.01.06 取材
自由でユニークな発想から生まれる、スタートアップの気になるガジェットをチェックする「次に来るモノ」。今回は、お手軽にゲーム機画面をノートPCに映すことができる「GENKI: ShadowCast」を見ていきましょう。
昨年から続く“巣ごもり需要”から、世界中で売れまくったNintendo Switch。携帯ゲーム機ライクに使えて、単独でテーブルモードの二人プレイもできたりと、従来の据え置き機にはない自由さも魅力の一つです。
でも二人でプレイするには画面が窮屈ですし、そんな時に限って家族が占有していてテレビが使えない…なんてシチュエーションもあるでしょう。そんな時に便利な「GENKI: ShadowCast」のキャンペーンがKickstarterで進行中です。
日本でも発売されて話題になった、1/10サイズの極小Switchドック「GENKI Dock(GENKI Covert Dock)」を手がけたHuman Thingsのプロジェクト。なんと1月5日時点で目標額の約2,900%を達成、軽々と製品化を実現してしまいました。支援額も39ドルからと、だいぶお手頃です。
それでこの「GENKI: ShadowCast」がどんなアイテムかというと、Nintendo Switchの画面を超お手軽にノートPCに表示できる、ドングルタイプのHDMIアダプタです。純正のSwitchドックまたは「GENKI Dock」に装着し、Type-CケーブルでノートPCに接続。面倒な設定やネットワーク接続は不要で、すぐにSwitchの画面がノートPC上に表示されます。
有線なので遅延はほとんど気にならず、ロスは0.02秒程度。WindowsまたはMac用に用意されたアプリケーションが自動で「GENKI: ShadowCast」を検出してくれるので、誰でも簡単に扱うことができます。ちなみにNintendo Switch専用というわけではないので、PS5(3~5)やXbox系のゲーム機でも使えますよ。
そしてPCに接続できるということは、録画やストリーミングが可能ということ。出力性能は1,080p/30fpsまたは720p/60fpsとやや物足りないですが、有名どころのキャプチャユニットが130~180ドルであることを考えれば、39ドルの「GENKI: ShadowCast」は激安です。
また、専用アプリだけでなく「Open Broadcaster Software」のような一般的なストリーミングソフトにも対応。一眼レフやデジカメを“Webカメラ化”するアダプタとしても使用できるので、これからガッツリ配信を始めようという人にも便利なアイテムと言えます。
本体サイズは幅25mm、奥行き52mm、厚み9mmで、純正のSwitchドックにスッポリ収まります。そんな「GENKI: ShadowCast」のキャンペーンは、2021年1月29日3:00(日本時間/UTC+09:00)まで。4月以降に出荷が開始される予定です。「GENKI Dock」とのお得なセットなども用意されているようですね。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/