2021.01.20 00:00 更新
2021.01.20 取材
自由でユニークな発想から生まれる、スタートアップの気になるガジェットをチェックする「次に来るモノ」。今回は、ホワイトボードのようなペーパーで構成されたマグネット式の方眼ノート「notesX」を見ていきましょう。
キーボードに向かってばかりで、最近は文字を書いていないなぁ。そんな日常を送っている人も多いであろうデジタル時代。でも文具を使うと不思議なほど気分がアガったり、何より所有欲が満たされたりしますよね。
今回は、文具フリークもそうでない人も要チェックな、新感覚のノート「notesX(ノーツエックス)」を見ていきます。先週にMakuakeでスタートしたバタフライボード株式会社のプロジェクトで、紙のようでありつつ書いた内容を素早く消せて、何度でも繰り返し使えるというスグレモノ。当初の目標金額が控えめだったとは言え、たった1日で目標額2,000%を達成したのはお見事です。
書いて消せるのは、紙の質感をもつホワイトボードのような「シンセティックペーパー」。いわゆる“消せるボールペン”系を使って書きこむことで、ウェットティッシュなどで拭き取ると、スッキリ消せる仕組みです。水をかけてページ全体を洗い流すという荒業も可能で、そうすれば新品の状態に逆戻り。ずっと使い続けることができるというわけです。
ちなみに「notesX」は、1年前に(同じくMakuakeにて)商品化した「notes by BUTTERFLYBOARD」の新バリエーション。リクエストが多かったというサイズアップを果たし、ページサイズはA5ベースの縦210mm×横134mmに。さらに“思考を邪魔しない”極薄ブルー方眼を入れた新デザインが採用されています。
なお、このノートはスマホによるエッジ検出がしやすい設計になっていて、一般的なスキャンアプリを使って簡単にデジタル化できます。デジタルな世の中でも使いやすいノートというわけですね。
また、紙っぽいのに何度でも書いて消せる・・・というだけでもグッドなわけですが、「notesX」(というかnotesシリーズ)は自在にページを入れ替えできる特性もポイント。マグネットでページを連結する特許技術「スナップ・バインディング・テクノロジー」によるもので、ランダムにとったメモをバラバラにして広げたり、必要に応じて並び替えたりできます。これってかなり便利な機能ですよね。
そしてマグネット仕込みということは、スチール製の壁や机、冷蔵庫などに貼ることができるということ。まさにノートとホワイトボードの融合的な、ステキな特徴です。
そのほか、特許申請技術のペンホルダー「バタフライループ」を備えたハードカバーを装備。このホルダーがスグレモノで、なんとφ9~15mmの幅広い軸径のペンをしっかりホールドしてくれます。本体重量は195gと軽く、どこにでも持ち歩くことができるでしょう。
そんな「notesX」のキャンペーンは、2021年4月9日まで。一般販売価格は税込7,920円だそうですが、現時点では税込7,100円からの早割が利用できます。これは気になりますね。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Makuake: https://www.makuake.com/
バタフライボード株式会社: https://www.butterflyboard.jp/