2021.01.27 19:26 更新
2021.01.27 取材
Thermaltake Technology(本社:台湾)のメディア向けオンライン発表会「2021 Thermaltake Expo」レポートの第2弾は、人気「TOUGHFAN」シリーズを採用したオールインワン型水冷ユニット「TOUGHLIQUID」シリーズなど、PCケース以外のアイテムをまとめて紹介していこう。
今回発表された冷却機器で最も注目したいのが、最大回転数2,500rpmの最新ファン「TOUGHFAN 12 Turbo」を採用した「TOUGHLIQUID Ultra」だ。
最大回転数2,500rpmの120mm口径ファン「TOUGHFAN 12 Turbo」を採用したオールインワン型水冷ユニット |
ラジエターの冷却に、高風量・高静圧な最新ファンを採用したことで、冷却性能を向上。コア数の増加により、発熱が増えた最新ハイエンドCPUを効率よく冷却し、そのパフォーマンスを最大限に引き出すことができるようになる。
LCDモニタに表示する内容はソフトウェアでカスタマイズが可能 | LCDモニタの向きは見やすい方向に回転して調整できる |
またウォーターブロック部分には2.1型の円形LCDモニタを標準装備。Thermaltakeの最新ソフトウェア「TT RGB Plus 2.0」を使うことで、CPUの温度やファンのスピード、GPU温度といったシステム情報だけでなく、お気に入りの画像や、テキスト、GIF動画などを表示させることもできる。
「TOUGHFAN Turbo」には現状140mmモデルがないため、ラジエターのサイズは240mmと360mmの2モデルのみ |
製品ラインナップは240mmラジエターと360mmラジエターの2種で、Intel/AMDプラットフォーム両対応。国内発売は夏頃の予定で、価格は240mmラジエターモデルが税抜30,000円前後、360mmラジエターモデルが税抜34,000円前後。
「Floe RC Ultra」シリーズのメモリウォーターブロックにもLCDモニタを搭載。当然ながらこちらもソフトウェアでカスタマイズができる |
なおバリエーションモデルとして、DDR4メモリ「TOUGHRAM RC」シリーズに対応するメモリウォーターブロックを連結した「Floe RC Ultra」シリーズもラインナップ。こちらもラジエターサイズは240mmと360mmの2種が用意されるが、いずれも現時点で国内発売の予定はないという。
その下位モデルに位置づけられるのが、冷却ファンに「TOUGHFAN」シリーズを採用する「TOUGHLIQUID ARGB Sync AIO」だ。
回転数2,000rpmの「TOUGHFAN」を採用する「TOUGHLIQUID ARGB Sync AIO」。こちらは240mmラジエターモデル |
冷却ファンが「TOUGHFAN」に変更されたことで、ファンの回転数は最高2,000rpmになるものの、「特殊ポリマーブレード」「メタル強化モーターハブ」「第2世代油圧ベアリング」などの最新技術を採用。ノイズを抑えつつ、高い冷却性能を発揮することができる。
こちらもウォーターブロックのトップに実装されているアドレサブルRGB LEDイルミネーションは向きを変更できる |
またウォーターブロックのLCDモニタが省略され、その代わりにアドレサブルRGB LEDによるイルミネーション機能を標準装備。ライティングのパターンは主要マザーボードメーカーのユーティリティで変更できる。
「TOUGHFAN」には140mmサイズもラインナップしているため、240mm、360mmの他、280mmラジエターモデルも用意されている |
製品ラインナップは240mmラジエター、280mmラジエター、360mmラジエターの3種類で、発売は6月頃の予定。なお価格はそれぞれ税抜15,000円前後、税抜17,000円前後、税抜19,000円前後とされ、「TOUGHLIQUID Ultra」に比べるとだいぶ安価に設定されている。