2021.01.27 19:26 更新
2021.01.27 取材
オールインワン型水冷ユニットに続き、DIY水冷システム「Pacific」シリーズの新製品も確認していこう。まず注目したいのが、「TOUGHLIQUID Ultra」と同じく2.1型LCDモニタを備えるウォーターブロック「Pacific MX 2 Plus Water Block」だ。
Pacific MX 2 Plus Water Block |
LCDモニタを搭載した水冷システムは、オールインワン型ではいくつか登場しているが、DIY水冷システムのウォーターブロックではかなり貴重な存在。こちらもシステム情報だけでなく、お気に入りの画像やGIF動画を表示できるということなので、MOD PCなどでは特に力を発揮してくれるだろう。発売は夏頃予定で、価格は税抜26,000円前後。
Pacific A2 Ultra | Pacific R2 Ultra |
またLCDモニタ搭載モデルのバリエーションとして、メモリ用ウォーターブロック「Pacific A2 Ultra」と、メモリ用LCDモニタ「Pacific R2 Ultra」がラインナップ。なおいずれも現時点で国内発売は未定とのこと。
ASUS ROGのGeForce RTX 30シリーズに対応するウォーターブロックも準備中。画像左側はスレッド部分が「Tt」ロゴになった特別モデルで参考出品 |
DIY水冷システムの水漏れをテストする「Pacific Leak Tester」。発売は6月ごろの予定で、価格は税抜4,000円前後 |
今回の「2021 Thermaltake Expo」では、冷却機器が充実しており、空冷のCPUクーラーも4種類が展示されていた。「TOUGHAIR」シリーズは、いずれも最大回転数2,000rpmの「第1世代油圧ベアリング」ファンを採用。「TOUGHFAN」に比べると耐久性はやや劣るものの、風量や静音性は遜色ないということで、コストパフォーマンスに優れる選択肢となりそうだ。
「TOUGHAIR」シリーズには計3モデルがラインナップ |
製品ラインナップはTDP140Wのトップフロー「TOUGHAIR 110」(税抜5,000円前後)、TDP170Wのシングルファンサイドフロー「TOUGHAIR 310」(税抜5,000円前後)、TDP180Wのデュアルファンサイドフロー「TOUGHAIR 510」(税抜6,000円前後)の3モデル。
いずれもヒートパイプはφ6mmx4本で、国内では6月頃に発売が開始される予定だ。
UX210 ARGB Sync | Massive 12 Max |
またアドレサブルRGB LEDを搭載したエントリーサイドフローCPUクーラー「UX210 ARGB Sync」や、10~17型までのノートPCに対応するノートPCクーラー「Massive 12 Max」も展示されていた。